情報処理における全国のエキスパートが一堂に会したリクルート主催の「春の情報処理祭」。本パートでは、宇都宮大学の大津金光氏が「計算アーキテクチャ」をテーマに、コンピュータシステムの歴史を紐解きながらながら、マルチコアプロセッサとその周辺における処理技術向上の最新動向を紹介します。(春の情報処理祭in京都より) 大津金光氏の研究分野 大津金光氏:ご紹介ありがとうございます。宇都宮大学の大津と申します。今日は春の情報処理祭ということで、ARC研究会から「(情報処理学会全国大会に参加するために)京都に行くついでにちょっと喋ってこい」と言われて登場しました。 私の研究分野ですけれども、コンピュータアーキテクチャということで、特にマルチコアプロセッサとその周辺。周辺技術について研究しています。一言で言うと縦軸が性能のグラフを描く世界の人をやっています。 「ある方式でこのプログラムを実行すると、このぐら