この画像を大きなサイズで見る 実験で“溺死”したクモが数時間後に息を吹き返したことが確認された。まるでゾンビのようなこの能力に科学者たちも驚いたようだ。 多くのクモや昆虫は溺死しにくいことが昔から知られており、研究チームはクモが水中で生き続けられる正確な時間を測定しようとしていたところ、その実験の過程でクモの蘇生能力が予期せず確認されたそうなんだ。 【科学者も驚くクモの“蘇生”能力】 この画像を大きなサイズで見る 今回の実験の主な目的は、洪水や氾濫などが起こりやすい低湿地に生息するクモは森林に住むクモよりも、水中で長く生き続けることができるのかどうかを試すものだった。 実験用として採集されたのは、塩性湿地に生息するコモリグモ2種と、森林に生息するコモリグモ1種である。フランスにあるレンヌ大学の研究チームは種類ごとに120匹のメスを海水に沈め、2時間おきにブラシで突き、反応の有無を確認した。