イオンは19日、シネマコンプレックス国内2位の「ワーナー・マイカル」の株式50%を米映画会社ワーナー・ブラザースから買収し、完全に傘下に収めると発表した。イオンは、シネコンとショッピングセンターのテナントとの連動を強化し、集客向上につなげる。 買収でイオンは国内最多のシネコン施設数を誇るTOHOシネマズを抜き去り、トップに躍り出る。 取得額は非公表だが、数十億円規模のもよう。 ワーナー・マイカルは1993年に日本初のシネコンを開設。全国に60劇場、約500のスクリーンを持つ。 ワーナー・マイカル株の残りの50%は、旧マイカルを吸収合併したイオンリテールが保有している。