※インタビュー前編はこちら ――今、行き詰まっている組織は、どうしたらいいでしょうか。 選択肢は2つしかない。でないと組織の存続が危うくなる。まず一つ目は、みずからがちゃんと変える。キチンとしたリーダーシップを持った人をトップに据えるという意味です。選ぶべきは、意見がはっきりしていて、右か左かをはっきり言う人。社内のみんなが「この人がいいんじゃない?」という人ではない。社内のみんなが「この人がいい」というのは、脅威にならない。みんなにとって脅威にならないのは、何も決められない人なんです。 日本の会社、とくに大企業の場合は、「敵がいない」のが、トップに立ついちばん大事な条件ですよね。でも、そういう人は、トップに立ってみると、みんなに気を遣いすぎて何も打ち出せない。だから、「右か左か」をはっきりという言うリーダーが必要です。右に行って必ず成功するかどうかは分かりません。でも、どっちつかずだと必