時代は終わったと語る小室哲哉(撮影・上田耕司)この記事の写真をすべて見る 音楽プロデューサー・小室哲哉さん(59)の不倫疑惑報道と引退が突きつけたのは、どんなに抜きんでた才能を持ち、時代の先端を走ってきた人物にも等しく「病」や「介護」がやってくるという現実だった。高齢化が進む日本では、誰もが身近な人のこととして直面するであろう。特に、パートナーを支えるには、精神的な葛藤やストレスを伴う。夫婦カウンセラーの西澤寿樹さんは「我慢することを強いることは、危険な発想だ」と指摘する。 【写真】会見中、何度も涙ぐんだ小室哲哉さん * * * 小室哲哉さんに関する報道は、特殊な2人の背景や、不倫という面ばかりが強調されますが、多くのカップルに起こりうるさまざまな問題を提起しているように思います。 生きている限り、人は変化し続けます。その変化が夫婦の求心力を強めることもあれば、危機を招くこともあります