富士市は18日までに、世界各地で多発するランサム(身代金)ウェア「WannaCry」による大規模なサイバー攻撃を受けた富士市・富士宮市消防司令センターのタブレット端末1台のウイルス感染原因と影響の範囲を発表した。現在、再発防止策を検討している。 市情報政策課によると、感染されたタブレットはウィンドウズアップデートの適用およびマルウェア対策ソフトのインストールにより動作が不安定になる可能性があったため、ウィンドウズアップデートの適用およびマルウェア対策ソフトのインストールを行わないシステム設計がされていた。そのため、「WannaCry」に対する脆弱(ぜいじゃく)性があり感染したと想定している。 17日にシステムベンダーより1次報告としてランサムウェアの影響が考えられる範囲について報告を受け、同一ネットワーク内にあるシステム機器についてセキュリティ状況を調査した上で、各機器にウィンドウズアップ