『電気羊』『幼年期の終わり』『たったひとつの冴えたやり方』『月は無慈悲な夜の女王』『星を継ぐもの』とかSFの有名どころは大体読んだ。 なのであまり有名ではないけど、これ面白いよっていうSF小説あったら教えて
<hopelessness> これは、どうにもならない。 </hopelessness> 『ハーモニー』(ハヤカワ文庫JA) P.68 伊藤計劃は偉大な作家だ。 少なくともある程度本を読む人間にとって、彼の代表作、評価、 その死後の受賞歴を長たらしく記す必要がない程度には。どうしようもなく。 それゆえに、ある種の人にはその逝去を悼まれる死者として、またある種の人には越え難い壁として、 そしてある種の人々には華々しい装飾品として扱われる。 更に法人からはSF業界に新しい息を吹き込む新鋭として、 また広告塔として。素材として。贄としてだ。 彼の最大の幸福は早川書房との出会いである。 小松左京賞を逃した『虐殺器官』が早川書房へと持ち込まれ、ハヤカワJコレクションとして発刊される。 本作の評価、また出版のうえでの編集者との出会い等がなければ『ハーモニー』が生まれることはなかっただろう。 彼の死後、
米国のSF文学賞、フィリップ・K・ディック賞に円城塔さんの『Self-Reference ENGINE』がノミネートされた。 芥川賞作家・円城塔さんの『Self-Reference ENGINE』が米国の文学賞、フィリップ・K・ディック賞にノミネートされたことを版元の早川書房が発表した。 フィリップ・K・ディック賞は米国のSF作家フィリップ・K・ディックにちなんで創設されたSFの文学賞。前年に米国でペーパーバックとして刊行されたSF小説の中から受賞作品が選ばれる。 円城さんは2012年、『道化師の蝶』で第146回芥川龍之介賞を受賞。今回ノミネートされた『Self-Reference ENGINE』(英語版)は円城さんの処女作に当たる。同賞は2011年に、円城さんと親交が深かった故・伊藤計劃さんの『ハーモニー』に特別賞を与えたことでも話題となった。 受賞作品の発表は4月18日(現地時間)。
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