2012年から2015年までラグビー日本代表のヘッドコーチを務め、2015年からはイングランド代表を率いるエディー・ジョーンズ。 ラグビー日本代表前HC(ヘッドコーチ)にして、現イングランド代表HCのエディー・ジョーンズ氏が都内で「チームのケアと監督としてのリーダーシップ論」をテーマにした講演を行った。 4年前、世界トップクラスの強豪・南アフリカ代表を破り「スポーツ史上最大の番狂わせ」とまで評された日本代表を率いた指揮官は、どのようなチーム作りをしたのか。また、今回はラグビーの母国であるイングランド代表の監督として、いかにリーダーシップを発揮しているのか。 「勝つためのチーム作りには、3つのことが必要です。まずはビジョンを持つこと。次にビジョンを実行するための計画を立てること。そして、ひとりひとりの能力をより多く引き出すための関係作りです」 冒頭、エディー氏は端的に3つのポイントを挙げた。