昨今は「モダンPerl」に代表される、「より洗練されたプログラミング」を目指すムーブメントが盛り上がっています。 また、ソフトウェア開発に携わる人々の嗜好も、Web 2.0に代表されるようなサービス指向へと大きく傾いていますので、実装言語の選択においても、サービス実現という問題ドメインに適したものが望まれます。 そんなご時勢におけるアセンブラは、本連載の題名通り「骨董品」(antique)のようなものですから、わざわざ修得しようとするのは余程の物好きと言っても良いでしょう。 好事家や目利きにとっては価値があっても一般にはわかりづらいところとか、注ぎ込む手間暇の割には「役立つものがすぐに実装できる」とか「従来よりも手間暇が軽減する」などの直接的な見返りが少ない、といったところも骨董とそっくりです(骨董ファンに怒られそうですが……)。 それでは現代においてアセンブラの修得は意味がないの