「父ちゃん首かいて。かゆい」 「のど渇いたよ。お水持ってきて」 私が出会ったお母さんは、身体を動かすことができず、ベッドに横になっていました。 「お風呂にね、入りたいんです」 それはまもなく声を失う彼女が、私に託した願いでした。 (金沢局記者 松葉翼/ネットワーク報道部記者 杉本宙矢)
「父ちゃん首かいて。かゆい」 「のど渇いたよ。お水持ってきて」 私が出会ったお母さんは、身体を動かすことができず、ベッドに横になっていました。 「お風呂にね、入りたいんです」 それはまもなく声を失う彼女が、私に託した願いでした。 (金沢局記者 松葉翼/ネットワーク報道部記者 杉本宙矢)
サッカーくじの「BIG」を今月購入した男性が、「2回に分けて買った複数のくじの数字の並びが全く同じだった」とツイッターに画像つきで投稿し、「ありえない確率だ」などと話題になっています。 運営側が、「システムの不具合や不正はない」と公式に発表する事態になりましたが、システムのミスなどは無かったと言えるのか。「原因」は明らかになるのか。統計学の専門家と検証します。 窓口などで発行されるくじの券には14桁の数字がランダムに並んでおり、この数字が実際の14試合の結果と一致すれば、最高で6億円が支払われます。 この「BIG」を、今月、2回に分けて計15口分購入したという人が、「最初に購入した5口分と、あとで購入した10口分のうちの5口分の数字の並びが全く同じだった」とツイッターに画像つきで投稿しました。 この投稿について、「何らかの不正があったのでは」とか「システムの不具合では」といった投稿が相次い
スマートフォンを紛失して電子マネーを不正に使われた男性が、発行会社の「楽天Edy」に賠償を求めた裁判で、東京高等裁判所は、「ホームページに紛失時の手続きの記載がなく、注意義務に違反する」として、220万円余りの支払いを命じる判決を言い渡しました。 1審の東京地方裁判所は「電話と電子マネーの運営会社は別個のもので、一般論として、通信サービスを停止すれば電子マネーの利用も停止されると考えるのは合理的ではない」などとして男性の訴えを退けました。 18日の2審の判決で、東京高等裁判所は「通信サービスを停止すれば電子マネーは不正に使われないと考える利用者がいることを発行会社は想定できた」と指摘しました。 そのうえで、「当時のホームページなどには端末を紛失した場合に手続きが必要なことが記載されていないなど注意義務に違反する」として、楽天Edyに対して、およそ220万円の賠償を命じました。
日用雑貨などを販売している「東急ハンズ」は、ネット通販を行っている自社のホームページに、第三者からの不正なアクセスがあり、名前や住所、それにクレジットカードの番号などを含む合わせて861人分の個人情報が流出したおそれがあると発表しました。
22日午前0時すぎ、新千歳発羽田行きのスカイマークの旅客機が、乗客が持っていたスマートフォンを充電するバッテリーから煙が出たため、新千歳空港に緊急着陸しました。乗客にけがはありませんでしたが、客室乗務員2人が軽いやけどをしました。 このため旅客機は新千歳空港に引き返し、午前0時45分ごろ、緊急着陸しました。空港事務所によりますと、乗客170人にけがはありませんでしたが、客室乗務員が消火器や水で消し止めようとしたところ、バッテリーの中身の液体が飛び散り、乗務員2人が手などに軽いやけどをしました。 警察や空港事務所などがバッテリーから煙が出た原因など詳しい状況を調べています。 乗客の女性は「水平飛行になったころ、『ポン』と音がしたあと、何かの臭いがするとともに、白い煙がもくもくと出てきて、近くにいた乗客が大きな声で乗務員を呼んだ。荷物の持ち主も、なぜ煙が出たのか分かっていない様子だった」と話し
佐賀県の県立高校で導入されているネットワークなどが不正にアクセスされ、生徒の個人情報が大量に漏えいした事件で、佐賀県教育委員会は、ネットワークに対する内部監査を少なくとも過去3年間は行っておらず、規定に違反した状態だったことが分かりました。 事件を受けて、佐賀県教育委員会が調べたところ、県立の学校45校で導入されているネットワークで、少なくとも過去3年間は1度も内部監査が行われておらず、今後も行われる予定がなかったことが分かりました。 佐賀県では、情報セキュリティーを守るため、県が導入したシステムやネットワークについて、定期的に内部監査を受けるよう「佐賀県情報セキュリティ基本方針」で定めていて、この規定に違反した状態が続いていたということです。 佐賀県教育委員会は「規定に違反していたのは間違いない。今後は監査を行うよう効果的な方法から検討していきたい」とコメントしています。
5年前の東日本大震災では、太平洋沿岸の鉄道も大きな被害を受けました。いまだに復旧していない鉄道がある一方で、岩手県沿岸を走る第三セクターの三陸鉄道は、おととし4月に全線での運転を再開。NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」の効果もあって、知名度は全国区になりました。 しかし、震災への関心が徐々に薄れるなかで、利用者の確保が課題になっています。震災当時、NHK盛岡放送局で勤務し、今回再び現地に取材に入った経済部の橋本知之記者が被災地の鉄道が抱える課題を解説します。 あの日から5年 混雑した三陸鉄道 震災の発生から5年となった3月11日の午後2時46分。私は、岩手県大船渡市の三陸鉄道の三陸駅のホームで、乗客たちが海に向かって黙とうをささげる姿を取材していました。 乗っていた列車は「震災学習列車」。三陸鉄道が震災の教訓を語り継いでいこうと運行している列車で、乗客たちはガイド役を務める三陸鉄道の社員
東京の都心にも雪が積もった18日。電車に乗り切れない人が駅にあふれ、入場が制限された事態がクローズアップされましたが、影響を受けた交通機関は鉄道だけではありません。 ツイッターには、「バス3回も逃した」「アプリが使えない」など、バスやタクシーに関する書き込みも多く見られました。 ふだんは大いに役に立つ交通情報のアプリやサイトは、なぜ使えなかったのか。取材を進めると、いくつかの原因が浮かび上がってきました。 週の初めの月曜の朝、積もった雪を見ていつもより早く駅に向かったものの、人があふれてホームに入れない。そこで鉄道を諦め、バスやタクシーを探したが一台も見当たらず、頼みのアプリも役に立たない。そのような経験をした方、多かったのではないでしょうか。 ツイッターには、次のような書き込みが見られます。 (バス) 「アプリに騙されてバス3回も逃した」 「乗る予定のバスがアプリから消えた」 「サイトが
2020年東京オリンピック・パラリンピックの新たなエンブレムを作るための有識者会議に、インターネットの専門家が起用される方針が明らかになりました。 会合では、アートディレクターの佐野研二郎さんのデザインしたエンブレムや、そのほかの作品が「盗作ではないか」とインターネットを中心に指摘が広がって大きな問題になったことから、こうした問題に対処するため、エンブレム委員会のメンバーにはインターネットに詳しい専門家を起用する方針がまとまりました。 メンバーは今月28日の組織委員会の理事会で正式に決定する予定で、準備会の座長を務める東京芸術大学の宮田亮平学長は、「各分野の専門家に参加してもらい、国民みんなのためのエンブレムを作っていきたい」と話していました。
国内初のサッカーのナショナルトレーニングセンターで、原発事故後は廃炉に向けた作業の拠点となっている福島県の「Jヴィレッジ」で、営業再開に向けた本格的な除染作業が始まりました。 原発事故のあとは、およそ20キロ離れた福島第一原子力発電所の廃炉に向けた作業拠点となり、除染作業は一部にとどまっていましたが、作業拠点が来年度末までに別の場所に移される見込みとなったため、13日から環境省による本格的な除染が始まりました。 13日は資材置き場として使われているサッカーグラウンドの周囲で、作業員が機械を使って草を刈り取る除染作業を行いました。環境省による除染作業は、建物やグラウンドなどを対象に来年3月まで続けられる計画です。 福島県は、Jヴィレッジを平成31年4月にサッカーのトレーニング施設として営業を全面的に再開させ、翌年の東京オリンピックの合宿などを誘致したい考えです。 Jヴィレッジ運営会社の上田栄
和歌山県紀の川市にある駅の駅長を務め、全国的に人気を集めた三毛猫の「たま」が死にました。人間に例えると80歳ほどに当たる16歳でした。 当時、動物が駅長に任命されるのは全国でも珍しく、「たま」にちなんだグッズが販売されたり、全国からファンが訪れたりするなど、和歌山県の観光振興にも大きく貢献しました。こうした功績が認められて「たま」は昇進を重ね、おととしには、社長代理に就任していました。 「たま」はことし4月に16歳になり、誕生日を祝う式典が行われましたが、人間に例えると80歳ほどの高齢で、先月からは鼻炎のために治療を受けていました。そして、22日の午後7時すぎ死んだということです。 和歌山電鉄の小嶋光信社長は、「たまちゃんの訃報に接し、いまだに信じられません。和歌山電鉄と全国の地方鉄道の救世主としてこの世に現れたたまちゃんと一緒に働けたことを誇りに思っています。たま駅長を名誉永久駅長として
東京・浅草の「三社祭」で、小型の無人機の「ドローン」を飛ばすなどと発言した動画をインターネット上で配信し、祭りの警備を強化させるなどしたとして、15歳の無職の少年が業務妨害の疑いで警視庁に逮捕されました。 少年は今月、長野市の善光寺の境内で「ドローン」を飛ばして落下させたほか、東京の国会議事堂の近くなどで飛ばそうとして警視庁に再三にわたって注意を受けていたということです。 警視庁の調べによりますと少年は今月14日、浅草の「三社祭」で、「ドローンを飛ばす」などと発言した動画をインターネットの動画放送サイトを通じて配信し、祭りの主催者に「ドローン」を飛ばすことを禁止する看板を設置させたり、祭りの警備を強化させたりしたとして、業務妨害の疑いがもたれています。 少年は、今月、長野市の善光寺の境内で「ドローン」を飛ばして落下させたほか、東京の国会議事堂の近くなどで飛ばそうとして警視庁に再三にわたって
サッカーJリーグは、今シーズンから、加盟するクラブや選手などがリーグの規約に違反した場合の制裁に観客席の一部を閉鎖することを加えることになりました。 制裁の内容としては、始末書をとって戒める「けん責」処分や、1件につき1億円以下の「制裁金」を科す処分のほか、スタジアムに観客を入れないで試合を開催させる「無観客試合の開催」、さらに最も重いものではJリーグからの「除名」など、これまでは9つの処分がありました。 Jリーグによりますと、今シーズンからは、これらに加えて、「無観客試合」よりもやや軽い制裁として、観客席の一部を閉鎖して、そこにサポーターの入場を禁止する「一部観客席の閉鎖」を新たに追加することになりました。 Jリーグでは、去年3月にJ1の浦和レッズの一部のサポーターが掲げた横断幕が差別的だとして史上初めて「無観客試合開催」の制裁を科しています。
節分の3日、名古屋市のデパート名古屋三越栄店で、とんかつを揚げ忘れて生のまま巻いた恵方巻が販売されていたことが分かり、店は4日、会見を開いて「運気を上げるという商品を品質管理できずに提供し、深くおわびします」と陳謝しました。 名古屋三越栄店によりますと3日、地下の食品売り場の専門店が節分に食べる巻き寿司「恵方巻」を販売しましたが、具のとんかつの豚肉が生のままだったということです。 店頭の34本すべてが売れ、客からは「肉が生だった」などという問い合わせがあったということです。 名古屋三越栄店は購入したことが分かった14人の客に謝罪して返金し、残るほかの客にもホームページなどを通じて呼びかけていますが、これまでに体調不良の訴えはないということです。 この恵方巻は愛知県春日井市にある食品会社が製造したもので、去年までは他社から仕入れた、あらかじめ揚げられた冷凍のとんかつを自然解凍して使っていまし
川崎市とJR東日本はJR南武線に新しい駅の建設を検討するほか、相互が協力して保育所の設置を進めることなどを盛り込んだ協定を結ぶことになりました。 この協定は川崎市とJR東日本が鉄道の利便性の向上のほか、保育環境を充実させるなど街づくりを協力して進めようと結ぶもので29日、川崎市役所で締結式が行われます。 協定では、JR南武線の市の中心部と臨海部を結ぶ路線にある浜川崎駅と川崎新町駅との間に新しい駅の建設を検討するとしています。 新しい駅は1日およそ3500人の利用者が想定されていて、およそ6万人が働いている臨海部の工業地帯へのアクセスの向上が期待されるということです。 また、市内の保育環境を充実させるため、JRの線路の高架下にある土地などを利用して保育所の設置を進めていくほか、2年後の夏に完成する予定のJR川崎駅の新しい店舗に、保育所などの子育て支援施設を設置することも検討するとしています。
新幹線の線路や電線の点検を行う「ドクターイエロー」と呼ばれる車両の内部が27日、報道各社に公開されました。 「ドクターイエロー」は、新幹線の線路や電線に異常がないか点検する車両で、事故を防ぐため、車体が遠くから見えやすい黄色に塗装されているのが特徴です。 10日に1回程度、博多駅と東京駅の間を実際に走って点検を行いますが、ダイヤは非公開でふだんはなかなか見ることができません。 JR西日本では、ことし3月に山陽新幹線が全線開業から40年となるのを記念して、「ドクターイエロー」の走行中の車両の内部を報道各社に公開しました。 27日は、7両編成の車両に運転士のほか検査員7人が乗り込み、通常の新幹線とほぼ同じ時速270キロで走行しながら点検作業を行いました。 車内には点検のための機器が設置され、検査員はモニターなどを見ながらレールがゆがんでいないかや、レールの幅が一定に保たれているかを0.1ミリの
インターネットバンキングの不正送金事件などで、発信元を隠すためにネットへの接続を中継するプロキシサーバーと呼ばれるサーバーが悪用されるケースが相次いでいることから、警視庁など20の警察本部は、各地のサーバー管理会社が中国の顧客に不正に日本のインターネットに接続させようとしたなどとして、不正アクセス禁止法違反などの疑いで一斉摘発に乗り出しました。 摘発されたのは、全国各地にある「プロキシサーバー」と呼ばれるインターネットへの接続を中継するサーバーの管理会社です。 このうち、東京・豊島区駒込にあるサーバー管理会社「サンテクノ」には警視庁が捜索に入り、32歳の社員ら2人が他人のIDとパスワードを使って、中国の顧客に日本のインターネットに不正に接続させようとしたとして、不正アクセス禁止法違反の疑いで逮捕する方針です。 プロキシサーバーは、発信元が海外でも国内から接続したように装うことができるため、
アクセサリーなどを扱うネット通販のサイトが不正なアクセスを受け、およそ2万2000人分のクレジットカード情報が流出していたことが分かりました。 この情報を使って先月、勝手に買い物をされるケースもあったとみられ、運営会社が謝罪するとともに、利用者にカードを不正利用されていないか確認するよう呼び掛けています。 クレジットカードの情報が流出したのは、ブレスレットを販売していた「クルチアーニC」と洋服を販売していた「クルチアーニ」のネット通販のサイトです。 運営会社によりますと、これらのサイトは先月、何者かによって不正なアクセスを受け、去年3月から先月までにクレジットカードで決済を行った合わせておよそ2万2000人分のクレジットカードの番号や有効期限などの情報が流出したということです。 このカード情報を使って何者かが勝手に買い物をするケースも先月、起きたとみられ、運営会社は通販サイトを閉鎖するとと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く