愛知県大府市で、部下の男性を蹴るなどして死亡させたとして、傷害致死の罪に問われた48歳の元社長の女の裁判員裁判で、名古屋地裁は、女に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。 起訴状などによりますと、阿久比町の鮮魚卸売会社の元社長、武藤美幸被告(48)は去年8月、大府市の駐車場で、部下の増元春彦さん(当時23)に対して、脇腹を蹴るなどの暴行を加え死亡させた傷害致死の罪に問われています。 名古屋地裁で開かれた裁判員裁判で、武藤被告は起訴内容を認めていて、弁護側は犯行後、救命措置を取ったことなどを挙げ、情状酌量を求めていました。 19日の判決公判で、奥山豪裁判長は、「長時間にわたり暴行を加え続けたことは危険で、結果は重大」と指摘した一方で、「犯行直後に救命措置を取っていて、真摯な反省もしている」と、検察側の懲役6年の求刑に対し、懲役3年、執行猶予5年の判決を言い渡しました。 http://www