東日本大震災のあと個人の節電意識がどう変化したのか把握するため大手調査機関が行った調査で、「節電は面倒だ」と考える人の割合が全体の半数近くまで増えていることが分かりました。調査機関は、震災から5年が経過し節電の意識が薄れつつあると指摘しています。 この中で、「節電は面倒だ」と答えた人の割合は、震災の3か月後には33%だったのに対して、震災2年後は36%、去年10月には13ポイント増えて46%に上っています。 中でも「エアコンの使用を控える」と答えた人の割合は、震災直後80%に上ったの対し、去年は57%と震災前の水準に戻るなど、節電の意識が年々後退する傾向が見られています。 政府は、地球温暖化対策の側面から2030年に家庭からの温室効果ガスの排出をおよそ40%削減する目標を掲げていますが、節電意識を定着させる難しさが浮き彫りとなりました。 みずほ情報総研は「震災から5年が経過し、電力不足で節