イランが燃料密輸容疑で[ロンドン発]イラン革命防衛隊の司令官が4日「ペルシャ湾で外国のタンカーを拿捕(だほ)した。このタンカーはアラブ諸国に燃料を密輸していた」と発表したとイラン国営メディアは伝えました。米国のイラン核合意離脱をきっかけに原油輸送の大動脈であるホルムズ海峡の緊張は一層、高まっています。 それによると、拿捕されたのは7月31日。タンカーは積載していた70万リットルの燃料をイラン南西部ブシェール港で押収され、船員7人が拘束されました。 燃料密輸を理由にイラン革命防衛隊がタンカーを拿捕するのは2回目。 7月14日、100万リットルの燃料を積んだパナマ船籍の石油タンカー「MTリア」を拿捕しています。 7月19日には英国船籍の石油タンカー「ステナ・イムペロ」が重武装したイランの艦艇とヘリコプターに囲まれ、航路を北に変更してイラン領海に入るよう命じられました。23人が乗り組んでいました