オスプレイ配備 なぜ佐賀か説明を尽くせ 2014年07月24日(最終更新 2014年07月24日 10時37分) 唐突かつ重たい要請である。政府はまず地元に、筋の通った分かりやすい説明を尽くすべきだ。 政府は、自衛隊が導入予定の新型輸送機オスプレイ17機を佐賀空港(佐賀市)に配備する計画の受け入れを佐賀県に求めた。陸自目達原(めたばる)駐屯地(同県吉野ケ里町)のヘリコプター50機も移す計画で、事実上の軍民共用化である。 さらに政府は、沖縄県の基地負担を軽減するため米軍普天間飛行場の同県名護市への移設実現まで米海兵隊オスプレイ部隊の訓練や拠点の移転も想定している。実現すれば、佐賀空港は日米同盟に基づく重要な最前線基地の一つと位置付けられよう。政府は8月末までに地元理解を得たいというが、そう簡単な話ではないはずだ。 古川康佐賀県知事は、県民が抱く疑問や不安を政府にただしていく姿勢を示した。当然