米投資会社ブラックストーンが、リゾートホテル「ザ・リッツ・カールトン沖縄」(名護市)のほか、同県内にある別のホテルを計約200億円で取得したことが17日、分かった。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。 ブラックストーンは、那覇市に本社を置く金秀ホールディングスから、部屋数97のリッツ・カールトン沖縄と、別のホテル「かねひで喜瀬ビーチパレス」を購入。匿名を条件に語った関係者によれば、この取引にはホテルの改修費用も含まれる。 今回の取引は、円安を背景とした日本観光ブームの最中で行われた。訪日外国人客数が年初からの10カ月間ですでに3000万人以上と年間記録を更新する中、日本のホテルに対するビジネスや投資に対する関心は高く、アジアで最も人気の高い不動産の一つとなっている。