宮崎県日向市の市立幸脇(さいわき)小学校の運動場に130本のミカンの苗木を植えたとして、県警日向署は6日、同市幸脇の無職、福田究(きわむ)容疑者(59)を威力業務妨害の疑いで逮捕したと発表した。調べに対し、福田容疑者は「自分の土地に植えて何が悪い」と話しているという。 苗木を植えた土地をめぐっては、日向市は「市の所有」としているが、登記の上では福田容疑者の亡くなった父の名義となっている。 発表によると、福田容疑者は3月19日午後5時半から22日午後7時にかけて、小学校の運動場のほぼ半分に重機で穴を掘って計130本のミカンの苗木を植え、運動場を使えなくした疑いが持たれている。 日向署は、福田容疑者に雇われ、一緒に作業した知人の男3人も任意で事情を聴いており、容疑が固まれば、威力業務妨害の疑いで逮捕する方針という。 日向市によると、校庭の土地は、同市の前身の岩脇村が1925年4月に5人