フランス西部カラントワール(Carantoir)の病院で、ガウンを握るアルツハイマー病患者の手もと(2008年2月22日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/FRED TANNEAU 【7月13日 AFP】欧米の研究チームが英科学誌ネイチャー(Nature)に、アルツハイマー病を防ぐ働きがあると考えられる遺伝子変異を発見したと発表した。欧米では60歳以上の人の5%以上が認知症を患っているとされ、そのうち3分の2がアルツハイマー病によるものだという。 研究チームが発見した遺伝子の変異は「A673T」と呼ばれ、アルツハイマー病に限らず高齢による認知機能低下も予防するという。 今回の論文の主著者で、アイスランドのゲノムデータ企業「デコード(deCODE)」の最高経営責任者(CEO)、カリ・ステファンソン(Kari Stefansson)氏はAFPの取材で次のように語った。 「これは、アル