米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「Curiosity」が8月6日午後2時31分ごろ(日本時間)、火星に無事に着陸し、早速写真を送ってきた。 午後2時32分ごろ、着陸が確認されるとNASAジェット推進研究所(JPL)の管制室は喜ぶ職員で大騒ぎに。Curiosityの影が映った第1号の写真が管制室に表示されると歓声が上がった。
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アトランタ(CNN) 地球を発って火星へと旅する宇宙船。船内では6人の宇宙飛行士が並んで眠る。身体に装着されたチューブが6人の健康状態をモニタし続ける――。 火星への有人飛行を目指す米航空宇宙局(NASA)の助成を受け、米スペースワークス社がそんな技術の研究を進めている。 宇宙飛行士は火星に近付くまでの半年間、人工的な冬眠状態に置いて代謝を低下させる。こうした状態に置かなければ火星への旅は宇宙飛行士にとってあまりに過酷で、コストもかかり過ぎると同社の宇宙工学技術者ジョン・ブラッドフォード氏は言う。 冬眠状態での宇宙旅行は「アバター」「エイリアン」「2001年宇宙の旅」などのSF映画に登場する架空の話だったが、医学の進歩によって「低体温療法」が可能になった。 この療法は2000年代前半から外傷を負った患者に使われるようになった。スキー中の事故で頭部に重傷を負った元フォーミュラワン(F1)ドラ
惑星協会(Planetary Society)の小型宇宙帆船「ライトセール(LightSail)」のイメージ図(2014年7月9日提供)。(c)AFP/HO/The Planetary Society 【7月10日 AFP】米民間宇宙団体の惑星協会(Planetary Society)は9日、太陽の光の力をセール(帆)に受けて進むソーラーセール(宇宙帆船)「ライトセール(LightSail)」を、2016年に打ち上げると発表した。 惑星協会のビル・ナイ(Bill Nye)代表によると、ライトセールは米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)のロケット「ファルコンヘビー(Falcon Heavy)」で打ち上げられる。 ライトセールは全長30センチ。周回軌道到達から数週間後に32平方メートルの超薄型の帆を広げ、太陽の光を受けて宇宙空間を航行する計画だ。同プロジェクトは民間の寄付などで資金調達され
“空飛ぶ円盤”の試験飛行準備が整った──米航空宇宙局(NASA)は6月2日、こんなニュースリリースを公開した。数日中にもハワイで初飛行を行う見込みとなったこの円盤の正体は──。 この物体は「LDSD」。「Low-Density Supersonic Decelerator」の略で、直訳すれば「低密度超音速減速装置」だ。ジェット推進研究所(JPL)が開発を進めているもの。火星に探査機などが安全に着陸するための技術開発に向けた試験機で、直径は約4.6メートル。 火星に送り込む機材の質量は増す一方だが、地球よりはるかに薄い火星の大気に重い宇宙船や探査機が超音速で突入すると、パラシュートだけでは減速し切れなくなってくる。LDSDは火星突入の際、ブレーキをかけてパラシュートを使える速度まで減速し、安全に着陸するための技術を確立するためのものだ。
この打ち上げで、同社は史上初の試みを成功させた。ファルコン9第1段には着陸脚が装備されており、将来の第1段再利用に向けた降下・着水実験が行われたのだ。分離後、第1段は姿勢を制御し、エンジンを再着火して噴射で速度を落としつつ、着陸脚を展開。垂直の姿勢で海面への着水を試みた。【編注:同社の垂直離着陸実験の動画は次ページに掲載】 第1段着水実験の詳細を同社は正式には公表していない。しかし、同社のイーロン・マスクCEOは、Twitterに「実験は成功、着水時に機体は垂直で、着水後8秒まで搭載コンピューターはデータを送ってきた」と書き込んだ。 この打ち上げは、スペースX社と米航空宇宙局(NASA)との契約で実施された商業打ち上げだ。通常、商業打ち上げでは、今回のような技術開発実験を実施することはない。打ち上げ成功確率が下がる可能性があると、顧客が実験を忌避するからだ。 が、スペースXは、ファルコン9
NASAの宇宙服デザインに投票できる! 3つの中で、どれがいい?2014.03.26 08:00 福田ミホ バイオ風・テック風・普段着風。 NASAの最新宇宙服Z‐2は、開発中のZシリーズのプロトタイプです。NASAは先代のプロトタイプZ‐1を作ったあと、開発プロセスにみんなの声を反映させたいと考えました。彼らは宇宙服のカバーレイヤーのデザインコンセプトを3パターン用意し、そのうちどれを採用するかを一般投票で決めようとしてるんです。 NASAはこう言ってます。 Z‐1の外観デザインに関して肯定的な反応を頂いたので、新しいZ-2も同様に記憶に残るデザインにしたいと考えています。プロトタイプスーツのカバーレイヤーは、厳しいテスト中の摩耗や故障からスーツを守るために重要です。 Z‐2に関しては、これまで宇宙服ではなかったようなデザイン要素を使いたいと考えています。ここに示すデザインは主要スーツベ
NHKと朝日新聞社は11月19日、宇宙開発の歴史や未来の宇宙の姿などを学べる展示会「宇宙博2014-NASA・JAXAの挑戦」を来年7月19日~9月23日に千葉・幕張メッセで開くと発表した。米航空宇宙局(NASA)と宇宙航空研究開発機構(JAXA)全面協力のもと、国内最大級の宇宙博になるという。 NASA、JAXAそれぞれの展示エリアと、火星探査展示エリア、未来の宇宙展示エリアを設置。NASAが進めてきた有人宇宙開発の歴史や、火星探査車「キュリオシティ」の実物大モデル機(NASA製作)などを紹介するほか、JAXAや国内宇宙関連機関の協力を得て、日本の宇宙開発への挑戦や天体観測への取り組みを、最先端の技術とともに紹介する。 「宇宙の神秘の姿を体感できる」というスーパーハイビジョンシアターも設置し、「これまでにないスケールで宇宙の魅力と人類の夢を紹介する」としている。 今年は新型ロケット「イプ
「ロケットの発射シーンを撮影したら空飛ぶカエルが写っていた」――米航空宇宙局(NASA)が公開したある写真が話題になっています。 NASAのInstagramアカウントで公開した打ち上げにカエルが映り込んだ写真。確かにカエルです 9月6日に中部大西洋地域宇宙港(米バージニア州・ワロップス島内)から打ち上げた無人月探査機「LADEE」。その発射シーンを捉えた1コマに、カエルの姿が映っていました。NASAの写真チームが確認したところ、このカエルは“本物”で、コラージュなどではないとのこと。 なぜカエルがいたのか? 発射台には、ロケットの噴射ガスで設備が損傷しないように大量の水を放出する仕組みがあり、付近に専用のプールが設置されています。そこは涼しく、かつ湿っていてカエルにとって素敵な場所だったのかもしれません。 写真のカエルは、まるでロケットと一緒に宇宙に飛び立とうとしているようです。しかしな
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)は3日、1977年に打ち上げられた無人探査機「ボイジャー1号」が、太陽系の果てに近い新たな領域に到達したと発表した。 ボイジャーは現在、太陽から約180億キロの距離にあって、NASAのこれまでの説明によれば、間もなく太陽系の果てに到達するはずだった。 しかし磁力線の方向が変わっていないことから、NASAではボイジャーがまだ太陽系内にいると判断した。星間空間に到達すれば、磁力線の方向が変わると予想している。今回到達した領域は、太陽系の磁気粒子と、太陽系外の星間空間の磁気粒子が合流する地点とみられる。 プロジェクト関係者は「これは星間空間に向けた旅の最後の行程と思われる」と説明、あと数カ月から数年で太陽系の果てに到達するとの見通しを示し、「新しい領域は予想外だったが、ボイジャーの発見は予想外のことばかりだ」と語った。 ボイジャー2は別の行程をたどっていて、現
イギリスのウースターシャー州の19歳の大学生、アダム・カドワースさんが200ポンド(約24000円)でNASA並の宇宙写真を撮影したということで話題になっています。eBayでキヤノンのA570を30ポンド(約3700円)で購入し、GPS探知機、無線機及びマイコンなどを搭載したシンプルな装置をおよそ40時間かけて製作し、先週の木曜日にバルーンに括り付けて宇宙へと放ちました。彼の装置が撮影した画像は何億円もの予算がつぎ込まれて製作されるNASAの人口衛星に匹敵するとの声も上がっています。彼の装置はおよそ2時間半かけて上空32キロメートル以上まで上昇し、この驚くべき光景を撮影することに成功しました。 彼は車のカーナビなどに使われるGPSを使って、無線操作でこの装置を地上へと帰還させました。地上に帰還するときのスピードは時速240キロ以上でしたが、無事に装置は彼の元に戻りました。アダムさんは現在
【2012年6月15日 NASA】 35年前に打ち上げられ、太陽圏の果てを目指し続ける探査機「ボイジャー1号」が測定する宇宙線がここ1か月で急増していることがわかった。人工物が初めて太陽圏から脱出する歴史的な日が近づいているようだ。 1977年に打ち上げられ現在は太陽圏の果てを航行しているNASAの探査機「ボイジャー1号」。178億kmの距離から16時間36分かけて届いたそのデータから、探査機の周囲の宇宙線が急激に増えていることがわかった。2009年1月〜2012年1月の間では25%の増加だったが、5月7日以来、1か月に9%というペースで急増しているという。 太陽圏と恒星間空間の境界付近では、太陽風の荷電粒子と、超新星爆発で生成され恒星間空間から飛来する宇宙線とがせめぎ合っている。計測される宇宙線が増加したということは、それだけ「外の世界」に近づいているという証だ。 「越境」の目安として、
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