菅内閣が16日の初閣議で決定した「基本方針」で、安倍内閣で掲げていた東日本大震災からの復興に関する記述がなくなったことをめぐり、政府側が苦しい弁明を続けている。平沢勝栄復興相は「たまたまそういうことになった」と釈明。加藤勝信官房長官は基本方針に「安倍内閣の取り組みを継承」との文言があることを理由に問題とはならないとの立場を強調した。 【動画】守りの布陣の菅内閣だが、平沢氏は当選8回で初入閣した。 平沢氏の「たまたま」という釈明は23日に記者団に語ったもの。真意を問われ、「(基本方針の)字数とか、いろんなある中で、あれしたけれども」としどろもどろになりながら、「福島の問題を軽視しているなんてことはまったくありません」と述べた。 加藤氏は24日の記者会見で、安倍内閣で復興が「一丁目一番地(の課題)だった」ことを紹介しつつ、菅内閣の基本方針に「『安倍政権の取り組みを継承し、更に前に進めていく』と