Kubernetes関連のエコシステムに入門して学んだことをまとめている。今回はService Meshについて。 背景 物事には基本的にそれに至るまでの背景が存在する。Service Meshにもまた、それが生まれてきた背景がある。まずはその流れをざっと追っていくことにする。 モノリシック時代のアプリケーション開発 みんな大好きモノリシックなアプリケーションだ。1つのディレクトリー内にフロントエンド/バックエンドなどのリソースが同居しており、その先にはDBなどの永続化機構と繋がっているだろう。エンジニアは同じプロジェクト内で開発を行う。 アプリケーションは1つのプロセスとして動いており、デプロイする際にも稼働する際にもどんなときでもみんな1つのまとまりとして動いている。 マイクロサービス時代のアプリケーション開発 モノリシックなアプリケーションが大きくなるにつれて、色々なツラミが出てくる