沖縄市で先月、米海兵隊の男性曹長が意識不明の重体となった交通事故を巡り、産経新聞と沖縄の地元紙・琉球新報の主張が対立している。産経新聞は、曹長は日本人救出の後に後続車にはねられたとし、「勇敢な行動」を報じない地元紙を批判。一方、琉球新報は海兵隊が取材に「(曹長は)救助行為はしていない」と回答したとして、産経新聞の主張に反論している。 沖縄県警などによると、事故は先月1日午前4時50分ごろ、沖縄市の沖縄自動車道で発生。曹長は前方の車との接触事故後に車外に出たところを、別の海兵隊員が運転する後続車にはねられた。車6台が絡む事故だった。