東京電力は、4月から家庭向けの電力小売りが自由化されるのに合わせ、すでに発表した新料金プランのほかに、新たなプランを追加する方針を明らかにした。新規参入する事業者が割安な料金プランを相次いで発表しており、顧客離れを防ぐには対抗して「お得」なプランを充実させる必要があると判断した。 広瀬直己社長が朝日新聞の取材に答えた。東電は1月上旬に新料金プランを発表。その後、新規参入するガスや通信会社などが、東電より割安な料金プランを打ち出し、4月からの自由化を前に「価格競争」が本格化していた。 広瀬氏は「後出しじゃんけんのようなかたちで(東電より割安な)料金が出てきた。そこはしっかり対抗してゆく」と語り、現行より割安となるメニューを追加で出す考えだ。競争が激しい電気を多く使う家庭向けを中心に検討する。 電気の使用量が比較的少ない家… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます