◇行った気分、新ツール グーグルが東京、大阪など国内12都市の町並みをカメラで撮影し、インターネットで公開する新サービス「ストリートビュー」が反響を呼んでいる。「知らない町を探索できて面白い」などの評価や不動産紹介のビジネスに活用される一方、「プライバシー権の侵害」を訴える声も。何が問題で、グーグルはそれにどう対応しようとしているのか。【川口雅浩、前川雅俊】 ◇表札、車のナンバー…旅行の下見も ◇どう守る「見られたくない」 ストリートビューは道路沿いの風景を静止画像で眺めることができる無料サービスで、07年5月、米国で始まった。日本では今年8月に札幌、小樽(北海道)、函館(同)、仙台、東京、さいたま、千葉、横浜、鎌倉(神奈川県)、京都、大阪、神戸の12都市でスタートし、今後サービスの拡大を目指すという。 日本の画像は、屋根に特殊なカメラを据え付けた自動車を走らせて撮影した。カメラの高さは地