昨日のトーク会場でディスカバー21の方からいただいたので、「科学との正しい付き合い方」を読んでみました。 内田さんの本を読むのは初めてですが、全体のメッセージに全く異論はありません。僕自身が、世間で言う「科学者」なので、あまり客観的ではありませんが、サイエンスコミュニケーションに関する諸問題をきちんと整理されていると思いました。 詳細は本書を読んでいただくとして、僕なりの科学の現状についての感想は以下。 内田さんの指摘する、サイエンスコミュニケーションが一部のオタクにしかリーチ出来ていないというのは、まさにそうだし、コミュニケーター自身が科学オタクなので、オタクの中だけで「科学」が循環しているというのは、状況の認識として正しい。その居心地の悪さがあるせいで、僕はサイエンスコミュニケーターのヒト達とうまく馴染めない。 科学者でもそのオタク傾向がある人たちはそれを共有できるのでしょうが、僕は特