現在、欧米のみならずアジア、オセアニアを含む世界各地でバイオ・メディカルクラスターが形成され、バイオ・メディカル産業の育成を国家戦略に据える国が増える中、これらの産業をめぐる国際競争も激しさを増しております。わが国においても、平成13年3月の第2期科学技術基本計画における「知的クラスター」形成促進、及び平成13年度からの産業クラスター計画の推進に始まる一連のクラスター政策に基づいて、世界水準の技術革新の創造と国際競争力強化を目指しているところであります。そこでのキーワードは「産学連携」と「事業化支援」であり、目指す方向性は「メディカルイノベーションの創出」です。 そこで、特に医療・バイオ分野における真の産学連携と事業化支援のあり方、さらにはメディカルイノベーションの創出、ひいてはわが国の医療関連産業の国際競争力強化に向けて、どのような環境整備と企業支援が必要であるか、また、医療関連企業にと