8月ごろから表面化してきた、インテルのCPU供給不足の問題。Acerなど台湾PCメーカーは2018年下期の不安要素としてこの問題を取り上げたほか、日系メーカーの間でもこれを問題視する向きが強まってきた。この問題に対し、インテルの暫定CEOであるBob Swan氏が9月28日に、顧客向けに異例の書簡を発表するなど、事態は広範囲にわたる可能性が出てきた。 PC出荷台数、6年ぶりにプラス成長 Swan氏は書簡のなかで、サーバー向けのデータセンターグループ(DCG)事業の好調と、PC向けのクライアント・コンピューティング(CCG)事業の「予想外の好調」があり、製品の供給が一時的にタイトな状況にあると説明している。直近の18年4~6月決算では、DCGの売上高は前四半期比6%増/前年同期比27%増の55億ドル、CCGは同6%増/同6%増と両セグメントとも好調をキープしている。 調査会社のガートナーによ