採れるマテガイ、採れないオオマテガイ さて、マテガイは基本的には自力で採って食べるものと考えられていますが、味の良さや調理の簡単さから流通上も一定の評価を与えられており、首都圏でも鮮魚店やスーパーで見かけるようになってきました。 カイマキ(漁業用のでっかい熊手)で効率的に獲れるアサリやハマグリと異なり、手漁や特別な漁具を必要とするマテガイは一度に大量に漁獲することができず、流通するとなかなかの高価格で売られます。 輸入もされており、ときに一束で2000円くらいすることも…… だもんでぼくはあまり購入することはないのですが、種類によってはためらわず購入するものもあります。 それはオオマテガイの仲間。 オオマテガイ ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑 親指よりも太く、長さも15㎝に迫るこの巨大な種類のマテガイは、潮間帯(潮が引くと露出する部分)にはほとんど棲息していません。 なので自力で採ること