法務省は3日、静岡県三島市の女子短大生殺害事件で死刑が確定した服部純也死刑囚(40)ら2人の刑を同日午前、東京、大阪の各拘置所で執行したと発表した。 死刑執行は今年3月29日に3人が執行されて以来で、滝法相が6月4日に就任してからは初めて。この日の執行で、死刑確定者は132人から130人となった。 民主党政権下で死刑執行は慎重となり、昨年は19年ぶりに執行がなかった。しかし、小川前法相が今年3月、1年8か月ぶりに執行した後、約4か月での執行となった。 死刑が執行されたのは、服部死刑囚のほか、京都府と神奈川県で親族2人を相次いで殺害した松村恭造死刑囚(31)。 服部死刑囚は2002年1月、三島市で帰宅中の女子短大生(当時19歳)を車に押し込んで暴行した上、犯行の発覚を防ぐために灯油をかけ、火を付けて殺害した。1審・静岡地裁沼津支部は無期懲役としたが、2審・東京高裁は05年3月、殺害方