シングルトンパターンの抽象化クラスを作成してみます。まずはシングルトンパターンのおさらいから。 クラスのインスタンスはnew演算子を使って生成されます。たとえば、5回new演算子を使った場合、5つのインスタンスが生成されます。当然、1000回実行すると1000個のインスタンスが生成されます。 しかし、インスタンスを生成するという処理は、コストがかかる処理です。オブジェクトの使いまわしをしないで毎回newするのは、大きなコストがかかってしまうことを意味します。 また、「どうしてもインスタンスを1つしか生成したくない」といった場面も出てきます。たとえば、システムの設定を表現するクラスや、システム全体で一度読み込んだデータをキャッシュしておくクラスなどです。 この場合、プログラミングする際に注意深くnew演算子を使うことで、1つしかインスタンスを生成させないようにすることもできます。しかし、それ