種小名davidianusは、フランスの宣教師Pere Armand Davidに由来する[4]。Davidは1865年に南苑(皇帝の狩猟用施設)の個体を発見し[3][5]、パリの博物館へ毛皮を送りその毛皮が模式標本となって新属新種として記載された[1][4]。 オスの成獣。 シフゾウ属の現生種は本種のみであり、更新世まではシカマシフゾウなどが日本列島に生息していたなど本属の分布は現代より広かったが、シフゾウ(現生種)は中華人民共和国にのみ分布する。 低地にある湿原に生息していたと推定されている[3]。雌雄別々に群れを形成し生活する[1][3][5]。泳ぎは上手く、肩部まで水に漬かることもある[5]。 草、木の葉、抽水植物などを食べる[1]。 繁殖様式は胎生。繁殖期になると、オスは多数のメスと群れ(ハレム)を形成する[3]。妊娠期間は288日[3]。妊娠期間は9ヶ月前後。1回に1 - 2頭