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ATR|株式会社 国際電気通信基礎技術研究所
本研究成果のポイント 複数の感覚入力(例えば視覚と聴覚)や感覚属性(例えば形と色)の対応関係の学習... 本研究成果のポイント 複数の感覚入力(例えば視覚と聴覚)や感覚属性(例えば形と色)の対応関係の学習(連合学習)は、大脳皮質前頭葉や頭頂葉、海馬など高次の脳領域で生じると考えられてきた。 連合デコーディッドニューロフィードバック法と呼ばれる技術を開発し、白黒の縦縞を見ている時と、赤色を見ている時の低次視覚野の脳活動を対応付ける(連合する)ように三日間トレーニングした結果、物理的には白黒の縦縞が赤みを帯びて見えるようになった。 この結果は、方位(傾き)と色の連合学習が視覚処理の入り口にあたる低次視覚野において生じることを初めて実証した研究結果である。 連合デコーディッドニューロフィードバック法は、現在、強迫性障害や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神疾患の治療への応用が試みられており、将来的には脳梗塞等による大脳損傷によって生じる色覚異常(大脳性色覚異常)の治療法にもつながることが期待
2016/08/26 リンク