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smasuda.hatenablog.com
新型コロナ騒ぎで学校が休校になり、お子さんのおられるご家庭では子供たちが朝から家でゴロゴロしていることかと思います(うちもそうです)。 退屈した子供たちをどこかに遊びに連れて行こうと考えても、遊園地や公共施設も休業が多く、また様々なイベントも中止になったりスポーツの試合なども無観客で行われ、「どこにも行くところがない」ご家庭も全国たくさんあろうかと思います。 子供たちは家にこもってばかりではストレスをためるばかりです。 かといってかろうじて営業している場所も人混みの屋内が大半で、感染防止の観点からは不安が残ります。 大丈夫です。 子供たちのストレスを解消しかつ手間もお金もさほどかからない格好のレジャーがあります。 凧揚げです。 広々とした屋外で爽快ですし、人混みから離れて行うので濃厚接触の心配もありません。 さほど体力も必要ありませんし誰でも楽しめます。 いいことづくめです。 まさにこのコ
業績主義がはびこっているので若手中堅が発表する研究会がすごく増えた。学会だけじゃなく小さな研究会がとにかくいろいろな会合を週末毎に開催している。今日もひとつ研究会のチラシが入っていた。遠い海外のある地域で長年フィールド調査を行っているらしい若手研究者で、ある音楽ジャンルについての専門家であるらしい。そこにはトランスナショナル/ローカル、再帰的近代化、グローカリゼーション、云々といった流行の用語が並んでおり、そのような理論的視角にその音楽ジャンルを位置づけて論じる、といった主題であるらしい。 たぶん、その若手研究者が研究したいのは、遠い海外のある地域のある音楽ジャンル「そのもの」なのだろう。だが業績主義の昨今では、日本から遠く離れた地域の、日本では聞かれることもほとんどないその音楽を研究する意義はとても主張しにくい。「そんなこと研究して何の役に立つんですか?」でおしまいである。 だからそこで
日本ポピュラー音楽学会第24回全国大会(12/8-12/9、於 武蔵大学社会学部)でワークショップを行います。詳細は下記の通り。 ▼ワークショップC 1号館2階1201教室 12/9(日) 14:00〜17:00 ポピュラー音楽の美学と存在論―今井論文をめぐるオープン・ディスカッション 問題提起者:増田聡(大阪市立大学:コーディネーター) 問題提起者:今井晋(東京大学大学院) 司会・討論者:谷口文和(亜細亜大学短期大学部) 近年の日本のポピュラー音楽研究の発展は、主に社会科学あるいは文化研究的な研究関心を中心としつつ展開してきているといえる。そのなかで、今井晋が今春発表した論文「ポピュラー音楽の存在論―《トラック》、《楽曲》、《演奏》」(『ポピュラー音楽研究』Vol.15、2011)は、このような研究状況の中で相対的に手薄であった美学的アプローチに則り、正面から「ポピュラー音楽の存在論」
インフルエンザで休校中ですが仕事満載の毎日は変わらず。 反学校文化の輩たち 教育をぶっとばせ (文春新書) 作者: 岩本茂樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/05/20メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見る人を教えてかつ評価する商売やってる人はみんな読め。頭を鈍器で殴られるような一冊。それは日本版『ハマータウンの野郎ども』的なヤンキー文化の記述の生々しさからでは決してなく(そんな読み方はインテリの戯れ言でしかない)、「教える」と「評価する(社会の中に位置づける)」との間にある(のに官僚的な連中が必ず見ないふりをする)きりきりするような矛盾と摩擦をまっしぐらに掴んでいるからだ。それを「現場主義」とか言ってインテリの「オレの方がリアルだ」勝負の具にするような連中はほんまに大嫌いなんだけど、この人は絶対そういうこと言わんと思う(面識
ヤンキー文化論序説 作者: 五十嵐太郎出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/03/03メディア: 単行本購入: 13人 クリック: 174回この商品を含むブログ (79件) を見るこの装丁を絶賛したいがために速攻読んだ。勘亭流、黄金のオビ、カバーを外せば紫一色。カルタイ2008でヤンキーをテーマにするのを某偉い先生に反対された五十嵐さん(ヘビメタ好き)の渾身の思いが伝わってきます。誰が反対したのかこんどこっそり聞いておきたい(笑)。ヘビメタといえばメタル ヘッドバンガーズ・ジャーニー [DVD] 作者: ドキュメンタリー映画出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2009/01/28メディア: DVD購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見るという人類学的研究もあるけど、ヤンキーと共通する「インテリ(気取り)から無視されてきた
鈴木芳樹さん(id:yskszk)が、25日朝、病院で亡くなったとの知らせを受けました。何とも言葉がありません。仕事関係や交遊関係、またネット上でおつきあいのあった方に手探りで連絡している最中です。お通夜、葬儀は、下記の日時で行うとの連絡を受けましたので、とりいそぎご連絡いたします(おそらくここを見ている方で共通の知人も多くおられると思います)。 ネットでのコミュニケーションの可能性を人一倍重んじていた故人に深く哀悼を捧げます。 通夜 5月27日(火)18時〜 葬儀・告別式 28日(水)12時〜13時 江古田斎場唯心堂 住所 練馬区小竹町1-61-1 (江古田駅北口より徒歩2分)
今日クルマでFM802聞いてたら流れてきたこの曲、昨年あたりからネットで話題だったらしいがまったくしりませんでした。女声ボーカル4人組ロックバンド、相対性理論の曲。下記で無料ダウンロード可。 http://www.mf247.jp/?gr2_id=00000000000000000000000529250013 CD-Rのミニアルバム(500円!)が売れ過ぎてすでに廃盤らしく、再発が決まったらしい(そのプロモーションでFMでもかかるようになったんですかね)。アマゾンでも予約受付中。1000円。正しくインディーズな展開ですなあ。 シフォン主義 アーティスト: 相対性理論,やくしまるえつこ,永井聖一,真部脩一,西浦謙助出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC発売日: 2008/05/08メディア: CD購入: 56人 クリック: 366回この商品を含むブログ (471件) を見
先週土曜日の芸術学関連学会連合、もとい、藝術学関連学会連合の著作権シンポジウムの感想をすこし。 前川さんの感想http://d.hatena.ne.jp/photographology/20070616 秋吉くんの感想http://d.hatena.ne.jp/yasuhamu/20070617 個人的には、芸術学畑の人びとが多数を占める会場が、現行の著作権制度のありかたに対する疑念をあれほどまでにきれいに共有していた、ということにすこし意外な念を覚えた。あれ、昔はあれほどロマン主義なエートスがゼミだの学会だのにはびこってたじゃないですか…(笑)といいますか。たぶん、ここ数年の著作権に関する言説が、制度の経済権的側面と美的権利の側面との乖離の諸相を知らしめてきたことが、必ずしもその議論を詳細に追うことをしなかった研究者(芸術学者)にも了解されていた、ということなのだろう(その功績はもちろん
路上のエスノグラフィ―ちんどん屋からグラフィティまで 作者: 吉見俊哉,北田暁大出版社/メーカー: せりか書房発売日: 2007/04メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (17件) を見る出たばかり。生協で立ち読みして「即買う即読む」カテゴリにすぐ入った一冊(授業開始までの付け焼き刃として必須の本、ということ(笑)) いちおう「アジア都市文化学」などというところに採用されたので、昨年度は都市文化論というか、都市空間と文化に関する議論をいろいろと読み漁っていたのだがどれにもどうにも満足することができなかった。というのも、人文地理学や都市社会学、あるいは文化研究系や人類学系(ルポ色の強いもの含む)の都市論、さらには工学系・建築学系の都市論など、分野は違えどどれにも共通する「リアル空間と象牙の塔の対立(で前者の優位)」みたいなものが多かれ少なかれ議論の前提にされてしまう構図
ご恵投賜りました。ありがとうございました。 音楽文化学のすすめ―いま、ここにある音楽を理解するために 作者: 小西潤子,志村哲,仲万美子出版社/メーカー: ナカニシヤ出版発売日: 2007/03メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 20回この商品を含むブログ (4件) を見る編者の皆様はいつもお世話になっている先輩方ですので「黙ってお薦め」な本なのですが、「音楽学ってなんだかよくわからないけど音楽学の勉強をしなくてはなりません」的な迷える音楽学生こそが正しく想定読者であることに留意。逆に言えば、大学における(芸術学系統から派生した)音楽研究の現状俯瞰に関心のない人にはなかなかひっかかりが持ちにくいのではないか、という気がする。南田論文で述べられるところの「音楽的オムニボア」であることから利益を引き出せる言説空間と、そうではない言説空間の断絶、とでもいいますか。この"Great Div
「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」 http://thinkcopyright.org/ を立ち上げました。昨日記者会見が行われ、12月11日にシンポジウムが東京で開催される予定です。 記事: http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20061108AT1G0803008112006.html(日経新聞) 詳細: http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2006/11/08/13870.html(INTERNET Watch) 発起人として参加させていただいてます(ほとんど何もしてなくてすみません>発起人+事務局のみなさま)。 利害関係者(それはこんにちでは、情報機器を使用するほぼすべての人々、と言ってもいいかもしれません)のすべてを交えた議論なしに「国際社会がそう言ってるから」という(主要な)理由
17日の藝術学関連学会連合シンポジウムで話した中身を(やっと)アップしておきます。 擬態としての「音楽学」と奇妙な近代の復活 http://homepage3.nifty.com/MASUDA/ronbun/strangemodern.html この一週間は忙殺に次ぐ忙殺であったよ…。ほんの一週間前のことなのに遠い昔のことのように思える。これ話したときはまだクロアチア戦も始まってなかったのに、いまやオシム監督(候補)について云々しているようなありさまだ。いやはや。 まあそんなことはどうでもいい(ことにする)。先週は楽しかったです。前川さん(id:photographology)がタバコ吸わはる方だったのでたいそう心強かったおいらでありました。美学会でも喫煙者シンポジウムいつか実現しましょう(笑)。久しぶりにへべれけになるまで呑んで3次会の記憶がなかったことは秘密な。 でシンポジウム自体なん
・緊急アピール 次回の学習指導要領改訂で、義務教育における音楽科が削減される可能性があります(そうなれば必然的に、教育大学・学部における音楽担当教員の削減あるいは廃止が予想され、また音楽学の研究基盤が弱体化することも当然予想されます)。岡山大学の奥忍先生(音楽教育学)が中心となって緊急アピールへの署名を求めています。署名は音楽議員連盟など超党派の政治団体,経団連などの財界,三大紙などの報道機関に届けられるとのこと。詳細は下記ブログ参照。 http://blogs.yahoo.co.jp/shinobuchan42/16785589.html 参考 http://ed-www.ed.okayama-u.ac.jp/~ongaku/oku/Shinobuchan/05-3-Musiceducation.html 音楽科教育の現状は関係者以外には全くといってよいほど知られていないが、「義務教育か
http://blog.tatsuru.com/archives/001084.php 内田さん。いや苦笑してないですって(笑)。インセンティヴ論(制作を奨励するために作品の独占を認める)であれパーソナリティ論(人格との結びつきゆえに作品への独占を認める)であれ、著作権制度の存在の根拠は確かに無時間モデルで構想されているように思います。「今の人格(主体)も未来の人格(主体)も同じ人ですよー」という想定が前提になっているというか。内田さんの話とは直接関係ないけどその意味では、出版特許から初期の著作権制度(16世紀から18世紀あたり)の時代に認められていた独占期間が、せいぜい20年にも満たない「現実的に終わりが想像しうる時間的幅」に設定されていたこと、また近代芸術思想の勃興につれて、延々その保護期間が引き延ばされていったことは、「時間を超えて同一の近代的主体」が著作権制度に埋め込まれていった結
ミュージックマガジンにも告知出ましたが、明日はこれ↓ ■ 三井徹先生退職記念論集出版記念シンポジウムのご案内 「ポピュラー音楽へのアプローチ――アカデミズムとジャーナリズムの両面から」 三井徹×ピーター・バラカン(司会:佐藤良明) ・日時 2005年5月21日(土曜日)15:00〜17:00 ・場所 東京大学駒場キャンパス18号館ホール (京王井の頭線駒場東大前駅徒歩3分) ・入場無料(予約などの必要はありません。当日お越しください) ※当日は、三井徹(監修)『ポピュラー音楽とアカデミズム』(音楽之友社、5月末発売予定)を割引価格で先行販売いたします。 詳細は、http://homepage3.nifty.com/MASUDA/20050521.htmlをご参照ください。 みなさまのお越しをお待ちしております。 これはとってもいい本です。現役弁護士による著作権概説、なんだけど、よくありがち
先日の表記のイベントには、多数の皆様にご来場いただきましてありがとうございました。出演者の一人として御礼申し上げます。 さて、イベント終了後、主にネット上で本トークショーへの多数のご感想やご意見、ご批判をいただきました。それらの全てについて十分お答えすることは難しいのですが、出演者の一人としての立場から、このトークショーについて簡潔に振り返っておきたいと思います。 本トークショーは、ユリイカ「ブログ特集」企画者の郡淳一郎氏が開催を発案し、人選を行ったものです。増田も他の出演者のリストを確認した後に出演に同意し、4月28日に(別件で顔を合わせることになっていた)郡氏、栗原裕一郎氏、増田、速水健朗氏の4人で打ち合わせを行いました。対面状況での打ち合わせはこの時の一回の他には、当日全員が揃った控室での(台本に基づいた)進行確認しか行っておりません。つまり、トークショーの方向性についての対面状況で
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