日本の少子化はいくつか地域特性もあって以下のような研究結果が示唆されているので掻い摘んで紹介。出生率の高い九州の内容が多め。 世界的に人口密度と出生率には負の相関がある。(人口密度が高いと出生率が低くなる。)近年の日本の人口変化は、多産・多子のリスクが高いので、少なく産むことで母子ともに健康で豊かな生活を求める「再生産戦略」から発生。 具体的な変化として、子の数を抑える→家族形成の年齢を後ろにする→「高学歴・良い職場・良いパートナーの獲得」を目指す。 これによって都市では先行して、「生涯未婚、無子、1 子」が増えた。一方、地方でも同様な傾向が生じ、都市への若者の流出が生じている。 出身地ではなく現在どこに住んでいるかが出生率に与えている影響が大きい。しかし、都市化だけでは説明がつかない地域差も生じている。(同じ地方である東北と九州の違い等)日本の出生率変化 1990年、2000年:都市で低