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『セミ』ショーン・タン|雇われ人の心をえぐる社員ゼミ - ボヘミアの海岸線
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『セミ』ショーン・タン|雇われ人の心をえぐる社員ゼミ - ボヘミアの海岸線
しごと ない。 家ない。 お金 ない。 トゥク トゥク トゥク! ――ショーン・タン『セミ』 鮮やかだ。あら... しごと ない。 家ない。 お金 ない。 トゥク トゥク トゥク! ――ショーン・タン『セミ』 鮮やかだ。あらゆる意味で鮮やかな書物である。 夏だからセミの話をする。主人公はセミだ。大企業でまじめに働いている。だが、報われない。灰色のスーツを着て、灰色のオフィスに勤めるセミの人生は灰色だ。会社と他の従業員にこき使われて、まともな扱いをされない。セミの語り口はあくまでユーモラスだが、現状は厳しい。 セミ 作者: ショーン・タン,岸本佐知子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2019/05/11 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る セミの問題は、人間が抱えている問題そのものだ。彼は人間のように働くのに、人間でないから差別を受ける。読者はセミに共感トゥクトゥク、心配トゥクトゥクする。 セミはわれわれであり、われわれはセミである。そんな気持ちにさせられる。 セミと自我の境が曖昧