不整脈(ふせいみゃく、英語: Arrhythmia)とは、心拍数やリズムが一定でない状態の事を言う。また心拍や脈拍が整であっても、心電図異常がある場合は臨床的には不整脈である。 心電図の模式図 対義語は「整脈」や正常洞調律 (NSR:Normal Sinus Rhythm)であるが、医療現場では一般的に「サイナス」と呼ぶ[1] [2]。 正常洞調律(サイナス)は以下のような特徴をもつ。 P-R間隔が一定である。 QRS幅が0.1秒以下である。 P波が存在する。 P波とQRSの間隔が0.1〜0.2秒程度で一定である。 逆に、不整脈はこれらの条件と比べてどのように異常があるかによって分類される。更に脈拍数だけでなく、脈の周期や強弱の変化、心電図波形の立ち上がり速度も含む考えもある[3]。 不整脈の発生機序として刺激生成異常と刺激伝導異常がある。高齢者に多いが、各世代に不整脈をもっている人は普遍