気が向いて、おじさん向けだなあと敬遠していた文藝春秋(二月特別号)を買った。 おじさん向けだった。『昭和の美女ベスト50』に和んだ。 たまにはいいですね。よくわかんないけど。 まだ全部の記事は読んでないけど(こういう雑誌って全部読むもの?)、 過日『ローマ人の物語』を完結させた塩野七生さんが”世界史が未履修と知って”と題して見開き2ページで書かれていた文が面白かった。 三千年以上のもの歴史を一冊に詰め込んじゃった教科書の面白くなさといったら、、と、それを駆け足で学ばされる高校生には同情しつつ、塩野さんがこの日本の世界史の教科書を”羅針盤”として使っていたので、未履修になられるとその羅針盤がなくなってしまう、とちょっと困ったと書かれていた。 私が日本の世界史の教科書を羅針盤代わりに使っている理由には二つあって、第一が先に述べた、この程度の歴史知識しか持っていない人に向かってどう書くかを探るこ