原級留置(げんきゅうりゅうち)とは、学校に在籍している児童・生徒・学生(在学生)が、何らかの理由で進級しないで同じ学年を繰り返して履修すること。俗に落第や留年とも呼ばれる。 落第や留年に対する公式の表現で、在学生に対しこうした処分を課すことを原級留置処置、原級留め置き、または留級と表記される場合もある。対義語は、「及第」・「通常の進級」である。 類似のケースに当たるものに小学校就学を標準よりも遅らせる「就学猶予」、学校卒業後の上級学校への進学時に期間が空く「過年度進学」がある。また、東京大学教養前期課程においては、進学選択で3年生からの所属先が決まらない場合に、学年の途中で2年生から1年生となる「降年」という制度が行われている。