学名はVY Canis Majoris(略称:VY CMa)。直径は非常に大きく、太陽の1420倍と推定されている[1]。かつては直径は太陽の1800倍から2100倍であり、既知の恒星としては最も大きいと思われていたが、推定値が見直された結果、6番目に順位が落ちた。大きさの割に質量自体は太陽の30 - 40倍と、りゅうこつ座η星(イータ・カリーナ)やSN 2006gyに比べ約3分の1から5分の1程度しかない。 6.5等から9.6等の間を変光する脈動変光星である[2][3]。変光星総合カタログでは956日の周期で半規則的に変光するSRC型変光星として分類されているが[2]、アメリカ変光星観測者協会ではLC型の変光星として分類されている[3]。スペクトル型はM5eIbp (C6,3) である[2][3]。 この星は中心の水素がほとんど枯渇する一方、外層は元のサイズの100倍に巨大化している。重