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ブックマーク / www.kobe-np.co.jp (1,657)

  • 「すごい恐竜の骨が」強い化石愛、調査妥協なく「丹波竜」研究の第一人者、三枝春生さん

    大型恐竜「丹波竜」研究の第一人者で兵庫県立人と自然の博物館(同県三田市弥生が丘6、ひとはく)の主任研究員を務めた三枝春生(さえぐさはるお)さんが今年1月、63歳で亡くなった。丹波竜化石発掘調査の指揮を執り、太古の生態系の解明に情熱を傾けた。中瀬勲館長(74)ら関係者に在りし日を聞いた。(小森有喜、土井秀人) 三枝さんは1992年にオープンする前の「設立準備室」段階からひとはくに関わった。中瀬館長は「各地の研究者が準備室を訪れた際、大声で楽しそうに化石の話をしていたのが印象的」と懐かしむ。専門分野への探究を尽くし、若い時から臆(おく)せず自分の主張をする姿に「自立した学者像」を感じたという。 丹波竜は2006年、丹波市山南町で地元男性2人が発見。ひとはくに持ち込み、三枝さんが恐竜化石と断定した。 「すごい恐竜の骨が持ち込まれた」。三枝さんは自宅に帰るなり、夕を作っていた恵子さんの横に立っ

    「すごい恐竜の骨が」強い化石愛、調査妥協なく「丹波竜」研究の第一人者、三枝春生さん
  • 一般参加の化石発掘体験、見つけた化石が8千個突破 丹波竜の発掘現場近く

    丹波竜の発掘現場近くにある交流施設「元気村かみくげ」(兵庫県丹波市山南町上滝)の「化石発掘体験」で、一般の参加者が見つけた化石が累計8千個を突破した。丹波地域に広がる地層・篠山層群で発見された化石は約5万点で、15%以上を占める計算。篠山層群に眠る化石の豊富さだけでなく、住民のまちづくりに対する努力の結果でもある。(那谷享平) 3月のある日曜日、篠山川沿いにある「元気村かみくげ」に、親子連れが金づちで小石を打つ音が響く。子どもが差し出した小石の断面を、指導員が虫眼鏡で確かめる。 「お、化石だな」「やった。すごい」。同県川西市から訪れた小学1年の谷稜君(6)は、カエルの骨を発見して跳び上がった。父尚也さん(48)も「化石のレプリカを探すものだと思っていたが、まさか物とは。自然の中から子どもが得るものは大きいと思う」と興奮した様子だった。 丹波竜の化石は2006年、約1億1千万年前の地層か

    一般参加の化石発掘体験、見つけた化石が8千個突破 丹波竜の発掘現場近く
  • 「水分れの生きもの展」 氷上・石生で採集の14種展示 丹波市

    丹波市立氷上回廊水分れフィールドミュージアム(兵庫県丹波市氷上町石生)周辺などで捕まえた水生生物を紹介するミニ企画展「水分れの生きもの展」が、同ミュージアムで開かれている。カワムツ、タカハヤなどの淡水魚やサワガニなど、14種類を展示している。 展示生物は、同ミュージアム周辺の高谷川や千代田池などで採集。柏原高校(同市柏原町東奥)理科部の生徒や、青垣いきものふれあいの里(同市青垣町山垣)職員らも協力した。 館長補佐の朴(パク)侑希(ユフィ)さん(30)は「石生にいっぱい生き物がいることを知る、きっかけになれば」と話している。 22日まで。企画展のみの見学は入館料無料。午前10時~午後5時。月曜休館。同ミュージアムTEL0795・82・5912 (真鍋 愛)

    「水分れの生きもの展」 氷上・石生で採集の14種展示 丹波市
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    comzo 2022/05/07
  • 「世界でも極めて珍しいタイプの温泉」 丹波地域の「湯」から見えた意外な事実 

    体を温め、心を癒やしてくれる温泉。兵庫の温泉といえば有馬や城崎だが、丹波地域にも泉質や温度、歴史が異なる四つの温泉がある。どのような仕組みで湧き出しているのだろうか。取材を進めると、意外な事実が浮かび上がってきた。 丹波市の山あいにある温泉宿「国領温泉 助七」(同市春日町国領)。江戸時代の地誌「丹波志」にも「国領長谷に霊泉あり諸病効験あらたか」と記される名湯だ。舞鶴若狭自動車道春日インターチェンジからほど近く、京阪神を中心に観光客が訪れる。 「ああ~、気持ちいい」。姫路市からドライブで訪れた会社役員の男性(69)のほおが緩む。新緑に染まる山の麓の静かな露天風呂。手のひらで湯をすくった。「有馬温泉みたいな色やな」 国領の湯は有馬温泉のように、湧き出たばかりは無色透明で、空気に触れると濁っていく。なぜ色が変わるのか。国領の他にも、丹波地域にある草山、籠坊も同様に茶褐色だ。 ♨    ♨ 「断定

    「世界でも極めて珍しいタイプの温泉」 丹波地域の「湯」から見えた意外な事実 
  • 鮮やかな朱色で参拝客お迎え 柏原八幡宮、第二鳥居の建て替え完了

    半世紀ぶりの大規模修理「令和の大修造」が行われている柏原八幡宮(兵庫県丹波市柏原町柏原)で、第二鳥居の建て替えが完了した。竣工(しゅんこう)式も終え、できたばかりの朱色の鳥居が参拝客らを迎えている。 同八幡宮では、前回の大規模修理から半世紀近くたち社殿などに傷みが目立ち始めたことから、昨年7月から修繕を始め、最初に着手したのが第二鳥居だった。 新しい鳥居は全体を朱色に塗り、江戸時代当時を再現。上部に据えた、「八幡宮」と記された額の文字は、同八幡宮ゆかりの柏原藩3代藩主、織田信勝の筆跡を採用した。 同八幡宮の千種太陽禰宜(ねぎ)は「新しい鳥居も地域に広く親しんでもらえるようになれば」と話していた。 同八幡宮は今年以降、殿の修理に着手。2024年の完成を目指している。(川村岳也)

    鮮やかな朱色で参拝客お迎え 柏原八幡宮、第二鳥居の建て替え完了
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    comzo 2022/01/09
  • 約15秒の「一発花火」で地域激励 19日打ち上げ、丹波・上久下

    約15秒の打ち上げ花火に地域発展の希望を託す恒例イベント「一発花火」が19日、兵庫県丹波市山南町青田の上久下小学校周辺である。同小グラウンドでは約1500の竹灯籠を並べ、翼を広げたフェニックス(不死鳥)の絵柄を表現する。(藤森恵一郎) 上久下地域の40~60代の男性有志約20人でつくる団体「かみくげ宿(じゅく)」が地元を盛り上げようと、2017年から毎冬、催している。 地形の制約で大型花火が打ち上げられない中、小型の3~4号玉約20発をほぼ同時に点火し、1発の大きな花火を演出する。新型コロナウイルス感染症の対応に奮闘する医療従事者への感謝を表し、今年は青一色にする。竹灯籠の一部には同小児童が願い事や絵を描いた。 グラウンドには、約10メートル四方の白い幕も設置。小型無人機ドローンで上空から竹灯籠を撮影し、リアルタイムの映像を映す。宿長の土田正博さん(62)は「竹灯籠のフェニックスは『上久

    約15秒の「一発花火」で地域激励 19日打ち上げ、丹波・上久下
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    comzo 2021/12/18
  • 新種で世界最古のトカゲの化石発掘 専門家「篠山層群は世界屈指の化石サイトだ」

    兵庫県の丹波地域を走る地層「篠山層群」で見つかった新種のトカゲ化石「モロハサウルス・カミタキエンシス」などを紹介する講演会が28日、丹波市山南町谷川のやまなみホールであった。県立人と自然の博物館(三田市)の主任研究員で化石の命名者、池田忠広さんが最新の研究成果などを語った。 講演会は、丹波市主催のイベント「丹波竜フェスタ2021」の一環。池田さんは「篠山層群の小さなモンスター」と題し、世界屈指の小型脊椎動物化石の産地、篠山層群についてユーモアを交えて紹介した。 トカゲの一種「モンスターサウリア類」の中でも世界最古と判明した新種の化石については、「進化の系譜を考える上で貴重なデータになった」といい、「それがすぐそこ(篠山層群)で見つかっている。篠山層群は世界屈指の化石サイトだ」と力を込めた。 また、恐竜以外の生物化石を研究する意義を語り、「当時の環境や生態系を考える上では、小さな生き物を含め

    新種で世界最古のトカゲの化石発掘 専門家「篠山層群は世界屈指の化石サイトだ」
  • 卒業アルバムで「日本一」に コロナ禍でも表情生き生き、構図も工夫 篠山鳳鳴高

    「スクールアルバムコンテスト」で、グランプリに選ばれた篠山鳳鳴高校の卒業アルバムを手掛けた創虹社の榊原さん(右)と同高の細見校長=丹波篠山市役所 日アルバム写真家協会(JPA)が主催する「スクールアルバムコンテスト」で、篠山鳳鳴高校(兵庫県丹波篠山市大熊)の2020年度卒業アルバムが、高校・専門学校・大学部門のグランプリに輝いた。コロナ禍で学校行事の変更や中止が相次ぐ中、「アルバムだけでも盛り上げていこう」と、市内の写真店「創虹社(そうこうしゃ)」のスタッフや教員、クラスのアルバム委員が知恵を絞り、編集した。(堀井正純) JPAは全国の写真店主らでつくる団体で、同コンテストは、制作技術向上などが目的。同高の卒業アルバムは、創虹社の榊原謙介さん(48)が20年以上、撮影や編集を担当している。グランプリ受賞は、2010年に続き2度目で、今回は約300校から最優秀に選ばれた。 アルバムは縦25

    卒業アルバムで「日本一」に コロナ禍でも表情生き生き、構図も工夫 篠山鳳鳴高
  • ごみ指定袋値下げで分別が促進 「プラごみ」の排出増える 丹波市

    丹波市クリーンセンターで、プラスチック系ごみ用指定袋の中身を分別する市環境整備員=6月、丹波市春日町野上野(撮影・藤森恵一郎) 兵庫県丹波市が、プラスチック系ごみ用指定袋を値下げした8月以降、家庭ごみの排出量を調べたところ、プラごみが増え、燃やすごみが減少していることが分かった。市環境課は「分別が進んだ」とするものの、市民1人が家庭から1日に排出する燃やすごみは443グラム(10月末時点)で、目標値412グラムには届いていない。市は燃やすごみ用指定袋を値下げする議案を12月定例会に提出する方針。同課は「市クリーンセンターの処理能力が限界間近。ごみ減量に協力を」と訴える。(真鍋 愛)

    ごみ指定袋値下げで分別が促進 「プラごみ」の排出増える 丹波市
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    comzo 2021/11/28
  • 歯の特徴から新種と判断 世界最古、ドクトカゲの化石が見つかる 兵庫・丹波

    兵庫県立人と自然の博物館(三田市)は25日、丹波市山南町上滝にある前期白亜紀(約1億1千万年前)の地層「篠山層群」から新種のトカゲの化石が見つかり、「モロハサウルス・カミタキエンシス」と名付けたと発表した。現在も北中米で生息するドクトカゲ類の仲間で、同種の化石としては世界最古、国内では初めての発見だという。 篠山層群で新種のトカゲの化石が見つかるのは、2007年の「パキゲニス・アダチイ」に続き2例目。今回見つかったのは左下顎の一部で、長さ約2センチ。約3ミリの歯が2残っていた。骨や歯の形状からドクトカゲ類の仲間と特定。歯の両側がもろ刃の剣のようにとがっている特徴などから新種と判断した。体長30~40センチと考えられるという。 ドクトカゲ類の化石は世界で十数例しか発見されておらず、これまでは北米の約1億年前のものが最古とされていた。日でより古い化石が見つかったことで、ドクトカゲ類がアジア

    歯の特徴から新種と判断 世界最古、ドクトカゲの化石が見つかる 兵庫・丹波
  • 丹波のお題「恐竜」と「番所」でボケて 兵庫県が企画「五国大喜利」

    お題① 丹波市の「丹波竜の里公園」の恐竜の巨大オブジェ(2017年、いずれもヒョーゴアーカイブスより) 兵庫県を構成する旧五国の魅力を「笑い」で発信する企画「写真でひとこと! 五国大喜利」を、県が特設サイトで開催中だ。「お題」の写真へユーモアや皮肉が効いたせりふやコメントを投稿する。「丹波」の国のお題は「恐竜」と、再現された江戸時代の「番所」。さて添えるならどんなオチ?(堀井正純) 個性が異なる丹波、摂津、播磨など五国でできた兵庫県は、多文化が入り交じった旧ユーゴスラビアになぞらえ、「ヒョーゴスラビア」と呼ばれることも。今回の企画は、各国の魅力を再発見してもらう「兵庫五国連邦プロジェクト」の一環。お題となるのは、ホームページ「ヒョーゴアーカイブス」に収録された過去の映像や写真だ。 国ごとに2枚の写真を出題。丹波のお題は、(1)2017年に丹波市の「丹波竜の里公園」で撮影された恐竜の巨大オブ

    丹波のお題「恐竜」と「番所」でボケて 兵庫県が企画「五国大喜利」
  • 丹波市、ワクチン接種を3医療機関に集約 8日から予約受け付け

    兵庫県丹波市は6日までに、新型コロナワクチンの接種場所について、市内の3医療機関に集約することを決めた=表。予約が済んでいない人や11月以降に12歳になる人が対象。予約は8日午前9時から、市予約センターのみで受け付ける。接種は15日以降から始まる。(真鍋 愛) 市健康課によると、10月23日時点の市内の接種率(12歳以上)は、1回目が85・2%、2回目が77・2%。市は希望者の大半が予約・接種を済ませたと判断、集団接種予約は同日で受け付けを終え、市内の医療機関による個別接種に移行していた。 市は、新規希望者が減っていることを踏まえ、接種医療機関を集約。市がコールセンターで予約を一括管理することにした。1医療機関で予約者が1日6人に達しない場合は、接種日や接種場所の変更を求めることがあるという。 新たに12歳になる人の接種券は、誕生日の翌日に市が発送する。12~15歳の接種は原則、保護者の同

    丹波市、ワクチン接種を3医療機関に集約 8日から予約受け付け
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    comzo 2021/11/07
  • 丹波市の「ちーたんの館」 来館者50万人を突破

    兵庫県丹波市山南町谷川の丹波竜化石工房ちーたんの館で3日、来館者数が50万人を突破した。同日に記念セレモニーが開かれ、50万人目となった同県神戸市東灘区の小橋日緒里(こはしひおり)ちゃん(5)に記念グッズが贈られた。 同館は2010年12月にオープン。国内最大級の草恐竜「丹波竜」の全身骨格(レプリカ)や化石発見現場を再現したジオラマなどを展示している。 恐竜が好きな日緒里ちゃんは、家族とともに同館を訪れた。来館前には、丹波市の上久下地区で化石の発掘体験も楽しんだという。 セレモニーでは、丹波竜のマスコットキャラクター「ちーたん」がお出迎え。くす玉が割られ、同市の林時彦市長が日緒里ちゃんにちーたんのぬいぐるみやマグカップなどを手渡した。 日緒里ちゃんは「50万人目になれてうれしい。また化石を見つけに来たい」と笑顔だった。(谷口夏乃)

    丹波市の「ちーたんの館」 来館者50万人を突破
  • 衆院選・兵庫5区出口調査分析 経済再生を最重視、比例投票先首位は維新

    31日に投開票された衆院選兵庫5区。小選挙区では自民前職の谷公一氏(69)が競り勝ち、日維新の会の遠藤良太氏(36)が比例復活を果たした。神戸新聞社が実施した出口調査では、投票の際に最も重視した争点や課題は「経済再生」だった。比例の投票先は維新が首位で、遠藤氏の比例復活を後押しした。 選挙戦は谷氏と遠藤氏に、立憲民主党元職の梶原康弘氏(65)との三つどもえ。出口調査では418人から回答を得た。 重視した争点、課題は「経済再生」が28・5%でトップを占め、続いて医療や介護、年金などの「社会保障」(16・0%)、「子育て・教育」(11・7%)と続いた。 支持政党別の投票割合では、谷氏が自民・公明支持層の7割弱を固めた。遠藤氏は維新支持層から8割弱を占め、梶原氏は立憲民主支持層の8割、共産支持層からも6割以上を取り込んだ。無党派層の支持は遠藤氏、梶原氏、谷氏の順だった。 比例の投票先は、維新が

    衆院選・兵庫5区出口調査分析 経済再生を最重視、比例投票先首位は維新
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    comzo 2021/11/04
  • 播磨中央公園のSL、大井川鐵道に譲渡へ「ファンの思い尊重する最善策」

    播磨中央公園(兵庫県加東市下滝野)で長年展示されている蒸気機関車(SL)が静岡県のローカル鉄道「大井川鐵道」に移されることになった。車両を管理する加東市は老朽化などの理由で撤去する方針を打ち出していたが、大井川鐵道から車両譲渡の申し入れがあった。同社は観光用などで現在もSLを運行させており、市は「鉄道ファンの思いを尊重する最善策」とし、来春までの移設完了を目指す。(中西大二) 2日開かれた加東市会総務文教委員会で市が明らかにした。SLはC56形機関車で、1938年に製造された。運行終了後の75年、旧滝野町が国鉄(当時)から借り受け、その後、同公園に展示された。 設置から半世紀近くを経て車両は傷み、市は「アスベストを含んでいる可能性もある」などの理由で維持は困難と判断。所有者のJR西日に返還を相談したが、修復と元の場所に戻すことが条件で、約1億円の費用が必要とされた。このため、市は県に撤去

    播磨中央公園のSL、大井川鐵道に譲渡へ「ファンの思い尊重する最善策」
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    comzo 2021/11/04
  • 日本遺産・丹波焼の材料をたった1人で守り続ける「杯土職人」 独自製法で作品支え

    六古窯(こよう)の一つとして日遺産に認定された丹波焼の材料「杯土(はいど)」を、30年近く作り続ける職人がいる。原田清さん(71)=兵庫県丹波篠山市=だ。たった1人で守り続けた独自の精製方法は、作品の出来栄えを陰で支えてきた。「丹波焼の命とも言える土を任せてもらってる。窯元たちの生きるもとを作ってるということや」と原田さん。同市今田町上立杭の工場で、土と向き合ってきた自負が透けて見えた。(綱嶋葉名) 原田さんは、畳職人の2代目として働いていたが、同級生の窯元から「杯土工場が人手不足で困ってる。働いてくれないか」と声をかけられた。43歳のときだった。 丹波焼の杯土は元来、それぞれの窯元が作ってきたが、「とにかく手間がかかった」(原田さん)。このため、窯元でつくる「丹波陶磁器協同組合(現丹波立杭陶磁器協同組合)」が1963年、工場を設立。原料土の共同購入と杯土の一括生産が始まった。 原田

    日本遺産・丹波焼の材料をたった1人で守り続ける「杯土職人」 独自製法で作品支え
  • 累積赤字1千億円超、地下鉄海岸線 開業20年、一度も黒字なし 神戸の下町、活性化遠く

    開業20周年を記念し、公募デザインが描かれたヘッドマークを付けた神戸市営地下鉄海岸線の車両=神戸市中央区御幸通8、三宮・花時計前駅 神戸市南部を走る市営地下鉄海岸線は開業以来20年連続となる赤字の見込みで、累積赤字は1千億円を超える。著しい人口減少、高齢化が進む長田、兵庫区の南部を活性化させるため、総事業費約2400億円をかけて整備。沿線のてこ入れもし、利用客は徐々に増えていたが、新型コロナウイルスが赤字運行に追い打ちをかける。(初鹿野俊) 海岸線は2001年の開業に前後して、沿線でマンション開発や大型店誘致が進み、神戸ウイングスタジアム(兵庫区、現ノエビアスタジアム神戸)も完成。市は00年、利用客数を1日平均8万5千人、5年目には13万人と見込んだが、実際は3万人台で推移した。その後、10年度時点で4万5千人、20年度で5万3千人に下方修正したが、いずれも達成できなかった。 市は、沿線へ

    累積赤字1千億円超、地下鉄海岸線 開業20年、一度も黒字なし 神戸の下町、活性化遠く
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    comzo 2021/07/28
  • 丹波・薬草薬樹公園にBBQサイト、グラウンドゴルフ場オープン

    兵庫県の丹波市立薬草薬樹公園(同市山南町和田)に、バーベキューサイトとグラウンドゴルフ場がオープンした。バーベキューでは通常プラン(3300円)に加え、丹波市産などの鹿肉が堪能できる「ジビエ体験プラン」(4千円)も用意した。 薬草風呂やレストランがある同公園の集客の起爆剤にしようと、市が工事費約1700万円をかけて整備。いずれも4月下旬のオープンを予定していたが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が県内に発令されたため、延期していた。 バーベキューサイトは830平方メートル。6人掛けテーブルを最大で10セット置くことができ、テントも完備している。小学生以下向けの水遊び場もある。営業は土日祝日とお盆期間。各日午前11時~午後1時と午後2時~4時の2部入れ替え制。 全面天然芝のグラウンドゴルフ場(8ホール)は2530平方メートル。共同利用の場合、1ラウンド一般330円、小中学生は220円。原則水

    丹波・薬草薬樹公園にBBQサイト、グラウンドゴルフ場オープン
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    comzo 2021/07/22
  • メガソーラー、市島に完成 兵庫県内有数規模、丹波地域で最大級 ゴルフ場計画地を活用、会長は亀井静香氏

    兵庫県丹波地域で最大級の大規模太陽光発電所(メガソーラー)が、丹波市市島町下竹田に完成した。出力は26メガワットで、県が把握する太陽光発電では県内有数の規模。固定価格買い取り制度(FIT)に基づき、8月から20年間、1キロワット時当たり32円で関西電力に売電する契約を結んでいる。(藤森恵一郎) 発電所名は「MJSソーラー市島エネルギーファーム」。1990年代にゴルフ場の開発が進められながら頓挫していた土地を、再生可能エネルギー普及を目指すMJSソーラー(東京)が取得、計画した。会長は元衆院議員の亀井静香氏が務めている。 総事業費は約120億円。敷地面積119ヘクタール(発電設備面積53ヘクタール)に、太陽光パネル11万4320枚を並べた。運営は合同会社メガソーラー市島発電所(東京)が担う。年間の想定発電量は3万9535メガワット時。丹波市内の35%に相当する約8900世帯分をまかなえる。

    メガソーラー、市島に完成 兵庫県内有数規模、丹波地域で最大級 ゴルフ場計画地を活用、会長は亀井静香氏
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    comzo 2021/07/22
  • 笑い顔、こわもてさん、おっとビックリ…顔に見える「蔵」集めました

    「壁に耳あり、障子に目あり」と申しますが。こちらの面々、壁に目もあり、口もある。まさに「蔵に顔あり」でございます。メールや会員制交流サイト(SNS)で寄せられた情報も交え、兵庫県丹波各地の顔に見える「蔵」を集めた「蔵コレクション」第2弾をお届けします。(堀井正純) ケラケラと目尻の下がった笑い顔。ギロリとにらんだこわもてさん。おっとビックリ、ファニーフェイス? さまざまな歴史を刻んできた蔵たちの味わいある表情に癒やされます。 最近は全国各地で、土蔵がギャラリーやカフェに変身し、活用される例も珍しくありません。兵庫県丹波篠山市や丹波市の農村風景の中でも、蔵は存在感たっぷり。守るべき大切な財産の一つ、といえるかもしれません。その魅力にもうクラクラです。 ◇    ◇ 同県三木市の国登録有形文化財「旧玉置家住宅」(同市町)にも、ひょうきんな蔵たちがいるとの一報が舞い込みました。 さっそく現地調

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