ロシア・オルスクの倉庫で見つかった酒の瓶。連邦捜査委員会提供の動画より(2021年10月8日公開)。(c)AFP PHOTO / Investigative Committee of Russia 【10月9日 AFP】ロシアで、毒性の強いメタノールが入った密造酒を飲んだ17人が死亡した。当局が8日、発表した。刑事事件として捜査が行われている。 同国では、酒の代用となる安価な製品を飲んで死亡する人が後を絶たず、当局は問題解決の必要性に言及してきた。 事件は、首都モスクワの南東約1500キロ、ウラル(Ural)山脈の南部に位置するオレンブルク(Orenburg)州で発生。さらに16人が中毒症状を呈している。 検査の結果、被害者はメタノール入りの酒を飲んだことが明らかになった。飲用に適した酒類に含まれているエタノールとは異なり、メタノールは毒性が強く、少量を口にしただけでも失明の恐れがある。