日銀は4月の景気判断を変えた。これまでは「景気は持ち直している」、今回は「景気は持ち直しを続けている」となった。では問題。景気判断は変わらないのか、変わったのか。私は最初、「変わってないな」と受け止めた。でも、各パーツの細かいところが明るめになっていて、表現は変わった(続けているがくっついた)のだから、判断も変わったのかな、と思い、誰かが「半歩前進ですかね」と言ったので、それでいいんじゃない、となった。 で、白川総裁は会見では「一歩前進」と説明した。変わらないか、変わったか、の質問に戻れば、最初の受け止め方は零点、表現が変わったことに改めて着目した行為は30点、「半歩前進」と誰かが言ったのは75点といったところか。まあ、点数に根拠はないですが。 景気判断の表現に戻ると、日銀は昨年11月から「持ち直している」を使っている。3月までこれが続いて、今回「持ち直しを続けている」となった。普通の感覚