今シーズンも、お歳暮にハムを贈った人、贈られた人も多いかと思うが、「ハム」といえば、まず一番身近な存在が、ロースハムだ。でも、コレ、日本固有のものだって、知ってました? 「元祖ロースハム」を作ったローマイヤ株式会社に、そもそもの誕生のきっかけなどを聞いた。 「本来、ハムというと豚のモモを使った『ボンレスハム』が世界中でもてはやされてきました。でも、ローマイヤ(株)の創業者、アウグスト・ローマイヤが大正10年に、余っていたロースを処分するのにどうしたら良いかということで、作ったのが、この『ロースハム』だったんです」 と言うのは、広報担当の梅本さん。 品川にハム・ソーセージ工場を建てたため、品川からほど近い、横浜・中華街にロースの処分を出していたが、「良い方法はないか」と検討した。 だが、ロースの長細いかたちをハムにするのは食べにくく、難しく、「丸くしたらどうか」と、思いついたのだという。 「