新潟県新発田市の小中学校の給食から金属片が見つかった問題で、市教委が昨年から今年にかけて、給食を調理した市学校給食北共同調理場でプラスチック片や虫が混入した可能性があることを理由に配食を2回中止していたことが14日、わかった。 塚野純一教育長が、市議会6月定例会で答えた。 市教委食育推進課によると、同調理場では昨年7月、けんちん汁を混ぜるしゃもじが約5ミリ欠けているのが見つかり、汁に混入したおそれがあることから2中学校への配食をやめた。今年4月には、高窓の網戸から入り込んだとみられる虫がみそ汁の釜に多数入り込んだため、6小中学校への配食を中止した。いずれも保護者に文書で説明し、網戸の目を細かくするなどの対策をとったが、配食前に判明したことから保健所には報告しなかったという。 同市には共同調理場が6か所あるが、他の調理場では2009年度以降、異物混入による配食の中止や変更はないという。 同課