◇100年ビジネスの覚悟「参入 今しかない」 スカイブルーの作業服を着た男女数十人が一心にパソコンのキーボードをたたく。伝統ある大学の校舎かと見まがうクリーム色の古風な4階建てビルの一室。ありふれた事務作業のように見えるが、実は国産初のジェット旅客機「三菱リージョナルジェット」(MRJ)設計に取り組む最前線だ。図面はすべてコンピューターの中で組み上がっていく。 MRJの実物大模型内で「100年ビジネスの覚悟でやる」と語る三菱航空機の戸田信雄社長=名古屋市港区で2009年2月13日午後2時0分、山口政宣撮影 名古屋市港区の三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所大江工場の時計台本館。08年4月に誕生した三菱航空機が進めるMRJの設計作業が大詰めを迎え、いよいよ年内に試作機製造が始まる。 三菱重工で航空宇宙事業本部長を務め、三菱航空機初代社長に就いた戸田信雄社長(63)は「日本人のDNAの中には
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