写真提供/AFLO 今季のプロ野球でちょっと注目なのが工藤公康(西武)の存在。47歳を迎えた現役最年長の工藤には、最年長出場や最年長勝利など投げるたびに様々な最年長記録の更新が期待されているのだ。 となると、気になるのが日本のプロ野球でこれらの記録を持っているのは誰か? という話。それは……浜崎真二という選手。最年長出場を達成した時の年齢はなんと48歳11カ月! ただ、名前を言われても、ほとんどの人は「?」がつくであろう。それもそのはず、浜崎が記録を達成したのはなんと1950年の話である。 当時、阪急ブレーブスの選手兼監督だった浜崎は、この年のシーズン終盤、消化試合の余興として、毎日オリオンズの総監督兼投手であった湯浅禎夫(48歳1カ月)と先発投手として投げ合ったのである。 なんだ余興か、と思うなかれ。実は浜崎、その約半年前の5月に、やはり先発投手として勝利。プロ野球の史上最年長勝利