現代社会では男女平等という考え方が合言葉のように訴えられています。 また性の多様性などに関する考え方から、男女を分けるような表示や表現も避けられるようになってきました。 では身体的な性差はもはや生物として仕方ないこととは言え、心理面では男女の性差は減少しているのでしょうか? 当然社会の男女平等化が進むほど、人々の意識からは衣服や性格を含め「男らしさ」「女らしさ」という考え方は薄れていくだろうと予想されます。 ところが実際の社会では、真逆の現象が起きているようです。 スウェーデン・カロリンスカ研究所(Karolinska Institutet)は、国民の生活水準が高く、男女平等が進んでいる社会ほど、男女の性格特性や認知パターンの性差は強化されて見えるという調査結果を発表したのです。 研究の詳細は2024年1月3日付で心理学雑誌『Perspectives on Psychological Sc