問題は民進党。この間国会では民進党は他の野党と共に頑張っている。しかし、自民党支持率が急落しているこのチャンスを生かし切れていない。何故か。民進党の政治姿勢がはっきりしないことが最大の問題。政党は戦う政治集団。誰と何を争点に戦うのかがはっきりしなくては国民の支持は得られない。 まず、原発と経済政策を明確に打ち出すこと。原発については、ドイツ、台湾、韓国のように原発ゼロへの道筋を明確に示すこと。原発関連企業の労働組合も、脱原発に向けて雇用対策を主張することは大いに結構だが、過半数の国民が支持している脱原発政策に反対して原発関連企業の短期的利益の代弁をすることは控えるべきだ。連合も影響力を維持するためには一致して仲間を参院中心に国会に送り出すことが必要であり、そのためには政策的に大筋で一致できる政党が必要。政党支持がばらばらになれば連合自身が困るはずだ。