文永玲音と言います。筆名です。僕が大学内での授業「編集実践2」で一部制作に関わった論系機関誌「蒼生2019」が、ごく狭い界隈の中ではありますが話題みたいです。もっと言ってしまえば、その中の一企画である「文学とハラスメント」が、と言ってもいいのかもしれません。 この「蒼生」について、そして「文学とハラスメント」企画におけるいくつかの文章、および企画を担当した編集部員のスタンスについて、何か言っておきたいような、言わなければならないような、複雑な気持ちでいます。けれど、僕は「蒼生」制作の中枢部にいたわけではありません。かといって振られた仕事をただこなしていた訳でもなく、いわば中間管理職といったところでした。まずいことは、僕は肝心の(と僕は言いたくないのですが)「文学とハラスメント」企画に一切関与していないのです。当該企画について、先日の発行まで内容に興味がなく、知らなかったという編集部員もきっ