理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーの博士論文に文章や写真の盗用が疑われた問題で、早稲田大は16日、調査委員会の結果を17日に公表すると明らかにした。調査委の結果を受けて早稲田大は今後、平成23年に小保方氏に授与した博士号の取り扱いを検討する方針。 小保方氏の博士論文に対しては、1月にSTAP細胞論文を発表した後、ネットで問題点が指摘された。英語で書かれた約100ページの論文のうち、冒頭の約20ページの文章が米国立衛生研究所のサイトとほぼ同じ記述だったほか、実験結果の画像としてバイオ系企業のサイトに掲載された写真を切り取って使ったのではないかと疑われている。 17日は調査委委員長の小林英明弁護士が東京都内で記者会見し公表する。調査委は論文の内容のほか、常田聡教授らの指導や審査が適切だったかも検証するのが目的で、学内2人、学外3人の計5人で構成している。【STAP問題】ネイチャーが論