二宮: 日本サッカーの現状を見た時、まず議題に上がるのがJリーグのシーズン制移行問題です。 大仁: Jリーグではタスクフォースをつくり、現状の春秋制と秋春制に移行した場合、どちらがメリットが多いのかを議論しました。タスクフォースが出した結論は、「移行したほうがメリットが多い」ということでした。 二宮: 日本サッカー協会(JFA)としてはいつぐらいまでには移行したほうがいいとお考えですか? 大仁: タスクフォースはJリーグ独自の部隊でJFAはまったく関与していませんが、我々としては2014年から移行してほしいと要望しました。ですが14年からでは準備が間に合わないということで、早ければ16年くらいからの移行が考えられるのではないでしょうか。 二宮: メリットとしては真夏のゲームがなくなり選手のパフォーマンスが向上し、欧州のカレンダーに合わせることで国内外の移籍もスムーズになることが挙げられます